91時限目の1 毛筆:かんむり・あしの草書体について(記事版)(前編)

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91時限目の1 毛筆:かんむり・あしの草書体について(記事版)(前編)

師範のつぶやき

2021/05/02 91時限目の1 毛筆:かんむり・あしの草書体について(記事版)(前編)

本日も、こうして御来訪下さり、誠に有難う御座います(*^▽^*)

前々回から4回にわたり、草書体に於ける部首の書き方や字形について御説明申上げています(*^^*)

で、今回と次回とで、部首「かんむり」と「あし」の草書体の書き方や字形についてお話していきます。

 

前回の記事や今回の記事、元ネタ動画を御覧になる事で、部首の「かんむり」と「あし」を含む草書体の漢字を美しく書けるようになりますよ!!(*^-^*)

何故なら、漢字の大半は2つ以上の部分で構成されており、また部首が共通していて他の部分が異なるという場合も少なくないからです(「きへん」が共通している「林」と「村」など

但し、当教室では、草書体を実際に書かれるのは高校生や成人の生徒さんで、小中学生の生徒さん達は草書体を学びません。その為、草書体について予習をしたい中学生の生徒さんや、既に草書体について学ばれているものの、理解がし難い高校生以上の生徒さん向けのお話となります。ですので、小学生の生徒さんや未就学児(保育園児・幼稚園児)達は、別な記事を御覧になる事をお勧め致します<m(__)m>

 

てな訳で、早速本題に入っていきましょう。

しかし、何しろ「かんむり」7種類プラス「あし」3種類について話していきます(そのうち、名無しの「あし」も1種類あり)ので、前後編にわけ、前編で「かんむり」5種類について、後編で残りの「かんむり」2種類プラス「あし」3種類について解説致します。何卒御了承下さい<m(__)m>

先ずは、元ネタ動画から引っ張ってきたキャプチャ画像を御覧下さい。

 

screenshot_20210427_211425

 

元ネタ動画では「けいさん・なべぶた」「うかんむり」「やまかんむり」「たけかんむり」「あめかんむり」「あみがしら」「はつがしら」「したごころ」「したみず」「名無しの部首「木」」10種類について解説しています。

更に、どの部首も字形が2種類が存在している為、例として挙げた漢字も2字挙げました。

 

ですので、上述の通り、今回は「前編」という事で、「かんむり」5部首「けいさん・なべぶた」「うかんむり」「やまかんむり」「たけかんむり」「あめかんむりについて御説明申し上げます。

 

先ず「けいさん・なべぶた」についてですが、上の画像通り、1画目の点画ではね、形連的(点画から左下に線を伸ばし、横画に繋げます)、ないし意連的に(連続を意識して)2画目の最初に移行し、横画を伸ばします。

更に、その横画の次の画とも連続しています。

 

次に「うかんむり」です。草書体だと、楷書や行書と字形が近いものの他に、左の縦画が略されて「つ」のようなはらい画と点画が連続して、更にそこから次の画との連続が起こっています。

尚、後者の場合は、筆順が変わります。

この場合に関しましても、過去記事「ペン字:行書体になると筆順が変わる字について」回でも語っていますので、宜しければ参考になさってみて下さい<m(__)m>

 

「やまかんむり」については、「山」単独の草書体そのもののなのですが、最初の縦画と2画目以降の画が意連的に繋がっている場合と、3画目のはらいのみが意連的に連続している場合があります。

 

続けて「たけかんむり」について申し上げます。

これは、点画3個になっている場合と、「くさかんむり」のような字形になっている場合があります。

殊に、後者の場合は、一見すると単独での解読は難しい(不可能ではないかもしれませんが…)ので、解読する際は、前後の字の文脈から判定しましょう。

当然、どちらの場合に於きましても、次の画との繋がりもお忘れ無く(笑)

 

「あめかんむり」も、やはり2種類ございます。

それは、内部の4つの点画に相当する部分が1本の横画のようになるか、完全に略されて次の画へと続いていく場合です。

いずれの場合に於いても、上述の「うかんむり」でも語ったように、2画目は左の縦画も略され、「つ」のような字形になります。

勿論、「あめかんむり」の最終画と、次の画との繋がりも意識する事もお忘れ無く(笑)

 

尚、上述の通り、今回の元ネタ動画の内容をこの調子で記事として書き続けると、とんでもなく長くなってしまいます。

因みに、この前編だけでも、2,000字に迄到達してしまっています(苦笑)

その為、残る「かんむり」2種類プラス「あし」3種類につきましては、次回の記事で御説明申上げます。

因みに、今回の記事の元ネタ動画は、コチラから御覧下さいませ。↓↓

 

 

 

但し、概要欄でも御話ししている通り、過去に演劇をやっていたとは思えない程、師範の解説がかみっかみで非常に恐縮です(一一”)

 

それでも、元ネタ動画の方も、皆様のお役に立てましたら、高評価・チャンネル登録・コメントなども頂ければ、師範は非常に嬉しく思います(T_T)

 

 

そして、今回も最後まで御覧頂きまして、誠に有難う御座いました<m(__)m>

 

 

 

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