090-1463-2631
〒406-0807 山梨県笛吹市御坂町二之宮
定休日 土曜日(その他、不定休あり)
106・107時限目 毛筆:古典臨書「九成宮醴泉銘」(記事版)
本日も、こうして御来訪下さり、誠に有難う御座います(*^▽^*)
今回から、毛筆編は古典臨書について御説明申上げます(*^^*)
で、今回は、古典「九成宮醴泉銘(きゅうせいきゅうれいせんめい)」の臨書の書き方や字形の特長についてお話していきます。
今回の記事や元ネタ動画を御覧になる事で、古典「九成宮醴泉銘」の特長がつかめ、更にその臨書作品を美しく書けたり、その臨書で得た技術を応用できたりるようになりますよ!!(*^-^*)
但し、当教室では、古典臨書について学ばれるのは高校生や成人の生徒さんで、小中学生の生徒さん達は古典臨書については学びません。その為、古典について予習をしたい中学生の生徒さんや、既に古典臨書について学ばれているものの、理解がし難い高校生以上の生徒さん向けのお話となります。ですので、小学生の生徒さんや未就学児(保育園児・幼稚園児)達は、別な記事を御覧になる事をお勧め致します<m(__)m>
てな訳で、早速本題に入っていきましょう。
そもそも、「「九成宮醴泉銘」とは何ぞや?」というお話から、入っていこうと思います(#^^#)
元来、貞観6(西暦632)年、中国は唐の時代に、当時の皇帝だった太宗が、忠臣だった魏徴(ぎちょう)という人物に命じ、文章を書かせました。
その文章を、当時の能筆家であった欧陽詢(おうようじゅん)が書き、その文章を石碑に刻んだものです。
その字形が極めて整っており、線や画も鋭い感じです、それでいて完成度も非常に高いので、書について学ぶ者は「九成宮醴泉銘」について学ぶように、とも言われるようになりました。
では早速、その「九成宮醴泉銘」の字形の特長について、入っていきましょう。下の画像を御覧下さい。
先ず、右の「大成」から御説明申上げますと、先ず眼を引くのは、「大」の2画目や「成」の4画目の頭が、かなり出ているところではないでしょうか?
そして、「成」の4画目の最後のはねが、かなり下まで沈んでいるところも、特徴的と言えます。
一方、「泉石」の方に着目してみると、「白」や「口」の一番上の横画は縦画の左側とは接していませんが、下の方はしっかりと接しています。
それと、「白」や「口」のおれる画は、下に行けば行く程すぼんでいる印象を受けます。
後、「大」や「水」の右ばらいも、水平にはらっている感じがしませんか?
そして、横画も、全体的に、右に行けば行く程、徐々に太くなっている感じです(でも、本当に少しずつですが)
それでは、今度は部首に着目して、御説明申上げようと思います。下の画像を御覧下さい<m(__)m>
今度は、上の「清若鏡」という作品に着目してみましょう。
先ず眼を見張るのは、「さんずい」の2画目のはらいが、非常に長く下に下がっているところではないでしょうか?
これも、「九成宮醴泉銘」ならではの字形です。
また、「鏡」の「かねへん」は、右側と比べると、やや小さめです。
因みに、「若」の字は、これは「書写体」です。この字形も「九成宮醴泉銘」のみならず、他の古典でも登場しますので、ここで覚えてしまいましょう( ̄ー ̄)
余談ですが、「若」の「くさかんむり」の横画は、上述の右へ行けば行く程太くなる感じですが、「右」部分の横画は真ん中へ行けば行く程細くなり、また右側に行けば行く程太くなる感じの横画です。
最後に、この画像を御覧下さい<m(__)m>
今度は半紙を横長に配置し、「水遠山長」という作品を書きました。
で、「水」という字ですが、先述の「泉」下部の「水」と比べて、如何でしょうか?
「水」の2画目の右上にはらう画と、3画目の左ばらいの長短関係が、逆転している印象を受けませんか?
後、「遠」も、これも「書写体」です。この字形も、古典臨書に於いては頻繁に出現しますので、ここで覚えてお帰り下さい( ..)φ
しかも、「しんにょう」は、そこまで長くははらいません。そして、その「しんにょう」の上部分も、縦長になっているので、字の配置には気を配りましょう(^-^;
それから、「山」の2画目のおれる画は、縦画をおろした後、結構急目に右肩上がりの横画を伸ばしています。
因みに、2画目と3画目の縦画は、等しい長さです(笑)
「長」の右ばらいも、2画前の縦画よりも下に沈んではいけません。そして、1画前の左ばらいから、右ばらいを伸ばしていきましょう。
勿論、3画目と4画目の横画は等しい長さ、そして等間隔に書いていきます。
余談ですが、名前は「○○臨」と書きます。
これは、今回の場合、「九成宮醴泉銘」という古典作品を臨書しているので、「臨」と書きましょう。
さて、今回は字数の都合上、2本の(前後編に)分かれた動画を1本の記事化してみました。
但し、今回あげた書き方はあくまでも「ほんの一例」ですので、妄信せず、時と場合によって使い分ける事が重要です( `ー´)ノ
その為にも、臨書(古典作品を模写して学ぶ事)や運筆練習に精力的に励まれる事が第一です。
それはさておきまして、今回の記事の元ネタ動画は、コチラから御覧下さいませ。↓↓
但し、概要欄でも御話ししている通り、過去に演劇をやっていたとは思えない程、師範の解説がかみっかみで非常に恐縮です(一一”)
それでも、元ネタ動画の方も、皆様のお役に立てましたら、高評価・チャンネル登録・コメントなども頂ければ、師範は非常に嬉しく思います(T_T)
そして、今回も最後まで御覧頂きまして、誠に有難う御座いました<m(__)m>
大澤流書道教室
電話番号 090-1463-2631 住所 〒406-0807 山梨県笛吹市御坂町二之宮(御坂校)、〒407-0045 山梨県韮崎市旭町上條中割(旭校) 定休日 土曜日(その他、不定休あり)
24/04/17
24/03/21
24/02/27
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本日も、こうして御来訪下さり、誠に有難う御座います(*^▽^*)
今回から、毛筆編は古典臨書について御説明申上げます(*^^*)
で、今回は、古典「九成宮醴泉銘(きゅうせいきゅうれいせんめい)」の臨書の書き方や字形の特長についてお話していきます。
今回の記事や元ネタ動画を御覧になる事で、古典「九成宮醴泉銘」の特長がつかめ、更にその臨書作品を美しく書けたり、その臨書で得た技術を応用できたりるようになりますよ!!(*^-^*)
但し、当教室では、古典臨書について学ばれるのは高校生や成人の生徒さんで、小中学生の生徒さん達は古典臨書については学びません。その為、古典について予習をしたい中学生の生徒さんや、既に古典臨書について学ばれているものの、理解がし難い高校生以上の生徒さん向けのお話となります。ですので、小学生の生徒さんや未就学児(保育園児・幼稚園児)達は、別な記事を御覧になる事をお勧め致します<m(__)m>
てな訳で、早速本題に入っていきましょう。
そもそも、「「九成宮醴泉銘 」とは何ぞや?」というお話から、入っていこうと思います(#^^#)
元来、貞観6(西暦632)年、中国は唐の時代に、当時の皇帝だった太宗が、忠臣だった魏徴(ぎちょう)という人物に命じ、文章を書かせました。
その文章を、当時の能筆家であった欧陽詢(おうようじゅん)が書き、その文章を石碑に刻んだものです。
その字形が極めて整っており、線や画も鋭い感じです、それでいて完成度も非常に高いので、書について学ぶ者は「九成宮醴泉銘 」について学ぶように、とも言われるようになりました。
では早速、その「九成宮醴泉銘 」の字形の特長について、入っていきましょう。下の画像を御覧下さい。
先ず、右の「大成」から御説明申上げますと、先ず眼を引くのは、「大」の2画目や「成」の4画目の頭が、かなり出ているところではないでしょうか?
そして、「成」の4画目の最後のはねが、かなり下まで沈んでいるところも、特徴的と言えます。
一方、「泉石」の方に着目してみると、「白」や「口」の一番上の横画は縦画の左側とは接していませんが、下の方はしっかりと接しています。
それと、「白」や「口」のおれる画は、下に行けば行く程すぼんでいる印象を受けます。
後、「大」や「水」の右ばらいも、水平にはらっている感じがしませんか?
そして、横画も、全体的に、右に行けば行く程、徐々に太くなっている感じです(でも、本当に少しずつですが)
それでは、今度は部首に着目して、御説明申上げようと思います。下の画像を御覧下さい<m(__)m>
今度は、上の「清若鏡」という作品に着目してみましょう。
先ず眼を見張るのは、「さんずい」の2画目のはらいが、非常に長く下に下がっているところではないでしょうか?
これも、「九成宮醴泉銘 」ならではの字形です。
また、「鏡」の「かねへん」は、右側と比べると、やや小さめです。
因みに、「若」の字は、これは「書写体」です。この字形も「九成宮醴泉銘」のみならず、他の古典でも登場しますので、ここで覚えてしまいましょう( ̄ー ̄)
余談ですが、「若」の「くさかんむり」の横画は、上述の右へ行けば行く程太くなる感じですが、「右」部分の横画は真ん中へ行けば行く程細くなり、また右側に行けば行く程太くなる感じの横画です。
最後に、この画像を御覧下さい<m(__)m>
今度は半紙を横長に配置し、「水遠山長」という作品を書きました。
で、「水」という字ですが、先述の「泉」下部の「水」と比べて、如何でしょうか?
「水」の2画目の右上にはらう画と、3画目の左ばらいの長短関係が、逆転している印象を受けませんか?
後、「遠」も、これも「書写体」です。この字形も、古典臨書に於いては頻繁に出現しますので、ここで覚えてお帰り下さい( ..)φ
しかも、「しんにょう」は、そこまで長くははらいません。そして、その「しんにょう」の上部分も、縦長になっているので、字の配置には気を配りましょう(^-^;
それから、「山」の2画目のおれる画は、縦画をおろした後、結構急目に右肩上がりの横画を伸ばしています。
因みに、2画目と3画目の縦画は、等しい長さです(笑)
「長」の右ばらいも、2画前の縦画よりも下に沈んではいけません。そして、1画前の左ばらいから、右ばらいを伸ばしていきましょう。
勿論、3画目と4画目の横画は等しい長さ、そして等間隔に書いていきます。
余談ですが、名前は「○○臨」と書きます。
これは、今回の場合、「九成宮醴泉銘」という古典作品を臨書しているので、「臨」と書きましょう。
さて、今回は字数の都合上、2本の(前後編に)分かれた動画を1本の記事化してみました。
但し、今回あげた書き方はあくまでも「ほんの一例」ですので、妄信せず、時と場合によって使い分ける事が重要です( `ー´)ノ
その為にも、臨書(古典作品を模写して学ぶ事)や運筆練習に精力的に励まれる事が第一です。
それはさておきまして、今回の記事の元ネタ動画は、コチラから御覧下さいませ。↓↓
但し、概要欄でも御話ししている通り、過去に演劇をやっていたとは思えない程、師範の解説がかみっかみで非常に恐縮です(一一”)
それでも、元ネタ動画の方も、皆様のお役に立てましたら、高評価・チャンネル登録・コメントなども頂ければ、師範は非常に嬉しく思います(T_T)
そして、今回も最後まで御覧頂きまして、誠に有難う御座いました<m(__)m>
大澤流書道教室
電話番号 090-1463-2631
住所 〒406-0807 山梨県笛吹市御坂町二之宮(御坂校)、〒407-0045 山梨県韮崎市旭町上條中割(旭校)
定休日 土曜日(その他、不定休あり)