116時限目 かな:臨書「蓬莱切」(半紙)(記事版)

大澤流書道教室

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師範のつぶやき

2021/05/25 116時限目 かな:臨書「蓬莱切」(半紙)(記事版)

本日も、こうして御来訪下さり、誠に有難う御座います(*^▽^*)

今回から、かな書道回も、古典臨書について取り上げていこうと思います。

で、今回は「蓬莱切」についてお話致します。

 

 

今回の記事や元ネタ動画の内容が、皆様の作品制作などの参考になれば幸いです!!(*^-^*)

但し、当教室では、古典臨書について学ばれるのは高校生や成人の生徒さんで、小中学生の生徒さん達は古典臨書については学びません。その為、古典について予習をしたい中学生の生徒さんや、既に古典臨書について学ばれているものの、理解がし難い高校生以上の生徒さん向けのお話となります。ですので、小学生の生徒さんや未就学児(保育園児・幼稚園児)達は、別な記事を御覧になる事をお勧め致します<m(__)m>

 

てな訳で、早速本題に入っていきましょう。

そもそも、「「蓬莱切」とは何ぞや?」というお話から、入っていこうと思います(#^^#)

元来、古典の「高野切第三種」と同系統・同筆の作品と言われています。

筆者は平安時代の三蹟の1人として名高い藤原行成と言われています。

字形的な特長と致しましては、整った字形と、清らかな線質が特長で、変体がなも多く使っており、それもまた面白味の1つです。

 

では早速、その「蓬莱切」の字形の特長について、入っていきましょう。下の画像を御覧下さい。

 

screenshot_20210519_062950

 

どうでしょうか?かな書道にしては、全体的に直線的な画が多いような印象ですよね?

また、わかり易い字形と線条の為、かな書道のお手本として用いられる事もまぁまぁあります。

後、変体がなの「可(か)」の最初の点画が連綿線によって省略されたりされなかったりするとか、「多(た)」の変体がなが使われたり、その直後に出てくる「た」はひらがなだったりと、同じ音の字でもこのような変化を付けています。

これも、「蓬莱切」の面白味の1つと言えるでしょう。

ところで、名前が「○○臨」となっているのは、これは今回書いた作品が、「蓬莱切」なる古典作品を臨書しているので、「臨書」の「臨」です。

 

但し、今回あげた書き方はあくまでも「ほんの一例」ですので、妄信せず、時と場合によって使い分ける事が重要です( `ー´)ノ

その為にも、臨書(古典作品を模写して学ぶ事)や運筆練習に精力的に励まれる事が第一です。

それはさておきまして、今回の記事の元ネタ動画は、コチラから御覧下さいませ。↓↓

 


但し、概要欄でも御話ししている通り、過去に演劇をやっていたとは思えない程、師範の解説がかみっかみで非常に恐縮です(一一”)

 

それでも、元ネタ動画の方も、皆様のお役に立てましたら、高評価・チャンネル登録・コメントなども頂ければ、師範は非常に嬉しく思います(T_T)

 

 

そして、今回も最後まで御覧頂きまして、誠に有難う御座いました<m(__)m>

 

 

 

 

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