148時限目 漢かな:色紙大サイズの用紙へのまとめ方(記事版)

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148時限目 漢かな:色紙大サイズの用紙へのまとめ方(記事版)

師範のつぶやき

2021/06/18 148時限目 漢かな:色紙大サイズの用紙へのまとめ方(記事版)

本日も、こうして御来訪下さり、誠に有難う御座います(*^▽^*)

今回は、色紙大サイズの半紙に、短文作品をまとめる方法について御説明申上げます。

尚且つ漢字は行書で、行頭(行の最初)を揃え、2行にまとめる方法についてです。

 

今回の記事や元ネタ動画を御覧になる事で、色紙大サイズにカットして、漢字かな交じり文を1文、尚且つ漢字は行書でのまとめ方について学べます。

更に、その手法をより体裁良く半紙や半折など、異なるサイズの紙にまとめる方法などについても応用できるようになりますよ!!(*^-^*)

また、当教室では、中学生以上の生徒さん達は、毛筆では行書を学び始めます。その為、現在中高生や成人の生徒さん達は勿論の事、小学5~6年生の生徒さん達も、予習がてらにこの記事を御覧になる事をお勧め致します<m(__)m>

 

てな訳で、早速本題に入っていきましょう。下の画像を御覧下さい<m(__)m>

 

screenshot_20210607_193744

 

こちらは「香しく華やいで」の2行を、縦長の色紙大サイズにまとめた画像です(下が映っておらず、わかりにくくて恐縮ですが)

こちらは、「華」の最後の縦画を結構長めに、しかも少しそり気味にはらっています。

この際、「香」よりも縦長になるように、「華」の縦画をはらいましょう。

後、行書の漢字を書いている訳ですから、ひらがなも行書風に書きましょう。

何なら、今回は連綿を全く使っていませんが、一部を連綿させても面白いかもしれません。

今回のように連綿無しで作品を仕上げる場合は、気脈に留意し、繋がりの見易いひらがなを書いていく事です。

 

今回は墨は最初についだだけで、一切墨つぎを行っていません。

何なら、「華やいで」という2行目に差し掛かる前に、更に墨を硯の「おか」部分で落としています。

何故なら、墨の潤渇による立体感の演出を狙ったからです。

 

後、今回のように色紙大サイズの紙に作品を書く場合は、上下左右と中心に、程良い空間(余白)を空けてあげ、明るく伸びやかに作品を仕上げていきましょうφ(..)

続きまして、横長版も御覧頂ければと思います(*^-^*)

 

screenshot_20210607_193757

 

こちらも、書く際の留意点は、縦書版と殆ど同様です。

強いて申し上げるならば、2行目の「華やいで」の最後が下に沈み過ぎてしまいましたので、「で」のみ、「や」と「い」の間か、「い」よりも少し下辺りに書いた方がうまくまとまったかもしれません( 一一)

但し、縦長版と横長版では、同じ文章を書いた作品でも、印象がだいぶ違いますよね。

ですので、御自身が書こうとお考えの作品のレイアウトを定める際、紙のサイズや縦長・横長、書きたい作品などなど、草案から考えてから作品制作に取り掛かった方が良いでしょう。

 

但し、今回あげた書き方はあくまでも「ほんの一例」ですので、妄信せず、時と場合によって使い分ける事です( `ー´)ノ

その為にも、臨書(古典作品を模写して学ぶ事)や運筆練習を精力的に励まれる事が第一です。

因みに、今回の記事の元ネタ動画は、コチラから御覧下さいませ。↓↓

 

 

 

但し、概要欄でも御話ししている通り、過去に演劇をやっていたとは思えない程、師範の解説がかみっかみで非常に恐縮です(一一”)

 

それでも、元ネタ動画の方も、皆様のお役に立てましたら、高評価・チャンネル登録・コメントなども頂ければ、師範は非常に嬉しく思います(T_T)

 

 

そして、今回も最後まで御覧頂きまして、誠に有難う御座いました<m(__)m>

 

 

 

 

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