153時限目 ペン字:許容の形について(記事版)

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153時限目 ペン字:許容の形について(記事版)

師範のつぶやき

2021/06/23 153時限目 ペン字:許容の形について(記事版)

本日も、こうして御来訪下さり、誠に有難う御座います(*^▽^*)

今回は、「許容の形」についてのお話をして参ります。

 

今回の記事や元ネタ動画を御覧になる事で、「許容の形」について学べ、その「許容の形」と標準字形を的確に使い分ける事が可能になり、それによって、作品制作や手紙文を書く場合などにも応用できるようにもなりますよ!!(*^-^*)

 

てな訳で、早速本題に入っていきましょう。

先ずは、「許容の形」についてのお話をしようと思います。

歴史を遡りまして、終戦直後の西暦1949年、文部省(現・文部科学省)によって常用漢字が制定された際、書く場合に於いて「この程度迄ならば、字形的に間違いには含めない」という、政府公認の、しかし本来の字形とは異なる字形の事を、「許容の形」と言います。

 

では続きまして、その「許容の形」の例について、見ていこうと思います。

見辛くて恐縮ですが、下の画像を御覧下さい<m(__)m>

 

screenshot_20210618_181406

 

上の画像のうち、左側が標準型の常用漢字の字形であり、右側が「許容の形」の字形です。

その両者の違いについて、「〇」をつけて、分かり易くしてみました(*^-^*)

如何でしょうか?「族」や「康」など、最後の右ばらいがとまる場合が多いような印象を受けますよね?

これに関しましては、あくまでも師範の考えですが、行書になると右ばらいがとめる画になる場合がある為、「許容の形」として採用されたと考えられます。

他にも、「環」や「新」のように、縦画の最後をはねたり、「青」のように縦画の止めをはらったりしている事例もあります。

こちらに関しまして師範の考察を申し上げますと、以前の記事「ペン字:とめ・はね・はらいの違いについて」回で語っている通り、最後の画を止めるのが理想的と「言われている」だけで、最後の画ははらっていようが止まっていようが問題は無い為だろうと考えています(でも、これらもあくまでも「個人的な好みの域」を出ていませんが)

 

しかし、これらの違いも個性ですとか、書風の違いとしても現れてきます。

その為、作品によって使い分ける事ができるように、字形を記憶しておくだけでも作品に変化を出せるようになる為、だいぶ違います。

 

また、今回の記事内容をしっかり心掛けてお手紙や文章を書くようにするだけでも、だいぶ文章の印象が変わってきます。

因みに、今回の記事の元ネタ動画は、コチラから御覧下さいませ。↓↓

 

 

 

但し、概要欄でも御話ししている通り、過去に演劇をやっていたとは思えない程、師範の解説がかみっかみで非常に恐縮です(一一”)

 

それでも、元ネタ動画の方も、皆様のお役に立てましたら、高評価・チャンネル登録・コメントなども頂ければ、師範は非常に嬉しく思います(T_T)

 

 

そして、今回も最後まで御覧頂きまして、誠に有難う御座いました<m(__)m>

 

 

 

 

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