154時限目 ペン字:「くさかんむり」の字形の向き・不向きについて(記事版)

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154時限目 ペン字:「くさかんむり」の字形の向き・不向きについて(記事版)

師範のつぶやき

2021/06/24 154時限目 ペン字:「くさかんむり」の字形の向き・不向きについて(記事版)

本日も、こうして御来訪下さり、誠に有難う御座います(*^▽^*)

今回は、行書に於ける「くさかんむり」の字形についてのお話をして参ります。

 

今回の記事や元ネタ動画を御覧になる事で、行書に於ける「くさかんむり」の字形や、その向き・不向きについて学べ、その字形を的確に使い分ける事が可能になり、それによって、作品制作や手紙文を書く場合などにも応用できるようにもなりますよ!!(*^-^*)

また、当教室では、中学生以上の生徒さん達は、毛筆では行書を学び始めます。その為、現在中高生や成人の生徒さん達は勿論の事、小学5~6年生の生徒さん達も、予習がてらにこの記事を御覧になる事をお勧め致します<m(__)m>

 

てな訳で、早速本題に入っていきましょう。

見辛くて恐縮ですが、下の画像を御覧下さい<m(__)m>

 

screenshot_20210618_181508

 

この画像は、「茶」や「花」の行書です。

この2字に関しましては、左側のような省略型も、右側のような楷書型も、適応できているように見えますね(#^^#)

では、こちらの2字はどうでしょうか?

 

screenshot_20210618_181517

 

コチラの画像のうち、右側が「草」「葛」の行書です。

この場合、右側の楷書型は適応できているかもしれませんが、左側の省略型はどうでしょうか?

どうも違和感を感じざるを得ませんが、それは私だけでしょうか?

 

このように、同じ「くさかんむり」を含む漢字であっても、行書で書く場合に省略型が合っている字と、合っていない字が御座います。

その為、機械的に覚えて何でもかんでも適用するのは危険です!!(--〆)

では、何故このような違いが発生するのでしょうか?

 

これは師範の考えですが、これには点画の連続や省略の発生が、大きく関わっていると思います。

根拠は、「茶」や「花」の行書の字形と、「草」「葛」の草書の字形です。

「茶」にせよ「花」にせよ、「くさかんむり」の横画と左ばらいに相当する部分が連続している為、省略型もうまく合っています。

しかし、「草」や「葛」の場合に関しましては、横画とその次の画の連続が起こっている訳ではありません。

でも、こちらの画像も御覧になれば、師範の説も一応は説得力が増してくると思います。

 

screenshot_20210618_181535

 

この画像の一番右が「草」や「葛」の草書の字形なのですが、如何でしょうか?「ある事」に気付きませんか?

その通り、「草」も「葛」も、横画とその次の画が見事に連続しています(草書ですから、ある意味当然かもしれませんが)

その為、「草」も「葛」も、草書体になると「くさかんむり」が連続型となる訳です。

 

ところで、これらの違いも個性ですとか、書風の違いとしても現れてきます。

その為、作品によって使い分ける事ができるように、字形を記憶しておくだけでも作品に変化を出せるようになる為、だいぶ違います。

 

また、今回の記事内容をしっかり心掛けてお手紙や文章を書くようにするだけでも、だいぶ文章の印象が変わってきます。

因みに、今回の記事の元ネタ動画は、コチラから御覧下さいませ。↓↓

 

 

 

但し、概要欄でも御話ししている通り、過去に演劇をやっていたとは思えない程、師範の解説がかみっかみで非常に恐縮です(一一”)

 

それでも、元ネタ動画の方も、皆様のお役に立てましたら、高評価・チャンネル登録・コメントなども頂ければ、師範は非常に嬉しく思います(T_T)

 

 

そして、今回も最後まで御覧頂きまして、誠に有難う御座いました<m(__)m>

 

 

 

 

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