158時限目 毛筆:古典作品に於ける縦画について(記事版)

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158時限目 毛筆:古典作品に於ける縦画について(記事版)

師範のつぶやき

2021/06/28 158時限目 毛筆:古典作品に於ける縦画について(記事版)

本日も、こうして御来訪下さり、誠に有難う御座います(*^▽^*)

前回、楷書の古典作品に於ける横画について語っています。

今回行う話は、その縦画版だとお考え下さい。

 

今回の記事や元ネタ動画を御覧になる事で、各古典作品に於ける縦画の書きぶりや字形の特長や違いについて学べ、その事を作品制作などに活かす事ができるようになりますよ!!(*^-^*)

尚、当教室では、古典臨書について学ばれるのは高校生や成人の生徒さんで、小中学生の生徒さん達は古典臨書については学びません。

しかし、上述の通り、楷書の古典に於ける横画の違いについて扱って参りますので、古典について予習をしたい中学生の生徒さんや、既に古典臨書について学ばれているものの、理解がし難い高校生以上の生徒さんのみならず、現に小学校の書写の授業などで楷書について学んでいる小学3年生以上の生徒さん達にとっても、参考になるお話かと思います。

ですが、小学1~2年生の生徒さんや未就学児(保育園児・幼稚園児)の生徒さん達は、別な記事を御覧になる事をお勧め致します<m(__)m>

 

てな訳で、早速本題に入っていきましょう。

でもその前に、毛筆に於ける縦画の基本的な書き方に関しましては、こちらの過去記事「毛筆:漢字の縦画について」回で復習される事をお勧め致します<m(__)m>

 

では、下の画像を御覧下さい。

 

screenshot_20210618_181838

 

これは、「十年師傳」という字を、右側は「孟法師碑」、真ん中は「雁塔聖教序」、左側は「孔子廟堂碑」から持ってきて、それぞれ臨書したものです。

古典臨書に於ける縦画は、始筆(最初)の入り方や終筆(最後)の終わり方がどうなっているのか、とめ・はね・はらいがどのようになっているのか、太さの変化はどうか、縦画自体がそれているのかなどなど、運筆や字形についての要領を学んでいくのが最良です(#^^#)

これらに関しましては、以前にも何処かで語っているかと思いますが、お手本や、原本をお持ちの方は、原本の字形や運筆を注意深く観察し、そのお手本や原本に忠実に書かれるしかありません。

 

ところで、3古典作品を見比べてみて、どのような印象を受けましたでしょうか?

「同じ字なのにどれも違う」?そりゃそうですとも(笑)

そうではなくて、例えば右側(孔子廟堂碑)の「師」のように、殆ど点画と変わらないような縦画もございます。

かたや、「孟法師碑」の「年」のような、そり気味にはらうものも、雁塔聖教序」のように細くはらうものもあります。

また、孔子廟堂碑」の「傳」のように、曲線的に、尚且つ向勢に縦画をおろして最後にはねるというパターンもございます。

ここでは登場しませんが、かな書道のように、真ん中に進むに従って画が太くなる、「中ぶくれの縦画」なんかも、登場するかもしれません。

 

これらに関しましても上述の通り、お手本や、原本をお持ちの方は、原本の字形や運筆を注意深く観察し、そのお手本や原本に忠実に書かれる事です。

ところで、どの古典を臨書するにしても、書道教室で先生からお手本をお書き頂く場合であっても、最初のうちはそのお手本の筆の入れ方や画の書き方などなど、そうした課題の特長や書きぶりなどをしっかり押さえて稽古していきましょう。

 

但し、今回あげた書き方はあくまでも「ほんの一例」ですので、妄信せず、時と場合によって使い分ける事が重要です( `ー´)ノ

その為にも、臨書(古典作品を模写して学ぶ事)や運筆練習に精力的に励まれる事が第一です。

それはさておきまして、今回の記事の元ネタ動画は、コチラから御覧下さいませ。↓↓

 

 

但し、概要欄でも御話ししている通り、過去に演劇をやっていたとは思えない程、師範の解説がかみっかみで非常に恐縮です(一一”)

 

それでも、元ネタ動画の方も、皆様のお役に立てましたら、高評価・チャンネル登録・コメントなども頂ければ、師範は非常に嬉しく思います(T_T)

 

 

そして、今回も最後まで御覧頂きまして、誠に有難う御座いました<m(__)m>

 

 

 

 

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