090-1463-2631
〒406-0807 山梨県笛吹市御坂町二之宮
定休日 土曜日(その他、不定休あり)
162時限目 実務:賞状の書き方(横書)(記事版)
本日も、こうして御来訪下さり、誠に有難う御座います(*^▽^*)
今回は、横書賞状を書く方法についてという、これまたTHE・実務書道のような内容を取り扱って参ります。
今回の記事や元ネタ動画を御覧になる事で、賞状を横書で体裁良く美しく書けるようになり、その賞状を受け取ったお相手様に対しても好印象を与える事もできますよ!!(*^-^*)
ですので、是非とも御覧になって、学んでいって下さい。
てな訳で、早速本題に入っていきましょう。
しかし、今回も実務書道回ですから、いつもにも増して体裁良く書かねばなりません。
まぁ、そもそもかすれ気味な字ばかりの賞状を受け取って良い思いをする方は、私の知る限り誰もいません(苦笑)
で、先ずは下準備として、以下の用具を御準備下さい<m(__)m>
・下書き用鉛筆(師範はHBを使用しました)
・消しゴム
・定規(あれば三角定規)
・清書用の筆(実務用がベスト)
・清書用の墨
・硯
・賞状用紙(当然ですが、一応念の為)
以上の用具が全て揃ったところで、最初は賞状用紙の余白を確保します。
今回の場合、上よりも下の方の余白を広めに確保します。
それでも、上の余白も、せめて鳳凰の絵よりも1cmは確保しましょう。
ですので、下の余白は、2cm程度確保できていれば問題は御座いません。
左右の余白は、外枠から1.5cmずつ確保します。
こうして鉛筆でマーキングする際、後で消す事も考慮し、薄めにマーキングします。
記入スペースが確保できたところで本文を書きたいところですが、その前に字のサイズの大小関係についても学びましょう。
まぁ、「賞状」などのタイトルが最大なのは、皆様御周知の通りだと思います(笑)
では、残る「受賞者名」「本文」「賞状発行者名」「日付」の4項目の字のサイズは、どれをどのくらい大きく書けば良いのでしょうか?
この問いに対する正解は、「受賞者名(賞状を受け取る人の名前)」>「賞状発行者名」>「本文」>「日付」です。
この字のサイズの大小関係に則り、具体的に字のサイズを決めていきます。
では、字のサイズが決まったところで、早速書いて…、と言いたいところですが、字のサイズだけではなく、記入スペースも決めねば書けません。
その為、次に記入スペースをマーキングして参ります。
先ずはタイトルですが、これはセンタリングがうまくできれば問題は無いでしょう。
字のサイズと共に字間も決まれば、自ずとタイトルの記入スペースも決まってきます。
決まったところから、鉛筆と定規でマーキングしていきます。
その際、三角定規でマーキングする場合ですと、一方の定規で縦の高さなどを測りつつ、他方の定規でマーキング可能です。
次に受賞者名ですが、本文の直下から始まってはいけません。
タイトルから、少し行間を空けて、字のサイズや受賞者名のフルネームの字数なども計算に入れ、行を定めていきます。
ただ、「入選」「優秀賞」などの賞名も記入する関係で2行になる場合も、賞名の直下から受賞者名を書いてはいけません。
これも、4~5mm程度行間を確保し、更に表彰者名も、内枠の端から5mm程度右側に余白をとった地点で終わるように、計算してマーキングします。
そして、受賞者名も苗字と名前は、5mm程度余白を空けましょう。
次に本文の書き始めですが、受賞者名欄から結構広めに(8mm~1cm程度)空けてから、書いていきます。
勿論、本文中の行間も、5mm程度空けるようにしましょう。
本文中の行間は、空け過ぎるのも体裁的に宜しくありませんし、逆に詰め過ぎると息苦しい賞状になってしまうので、5mm程度が最適です。
でも、これらも、その賞状用紙の大きさや、本文の字のサイズや行数などとも相談の上、決めて下さい。
最後に日付と発行者名の記入スペースを確保し、鉛筆での下書きに移行する訳ですが、日付や発行者名の開始地点が斜めに揃っている方が体裁が良いので、最初に本文の最終地点から最下部分の内枠に向かって、斜線を引いていきます。
その際、本文最終地点から30度程度の斜線を引くと良いでしょう。
そして、日付記入スペースも、本文最終地点と広めに(1.2cm程度)取り、日付の字のサイズ分高さを確保し、字数分の記入スペースを確保します。
そして、最後の発行者名の記入スペースを定め、いよいよ下書きに移行します。
でも、その発行者が所属している団体名と肩書は、若干小さめに書きます。
具体的には、日付と同程度か、少し大きめに書きましょう。
そして、発行者本人のフルネームは、本文よりも大きく、しかし受賞者名よりは小さめのサイズで書いていきましょう( ..)φ
これらの記入スペースが決まれば、いよいよ決めてきた枠に下書きをしていきます。
何処のスペースにどの字を書くか、サイズはどの程度かというような事を計算しつつ、〇を書くなり、実際に字を(鉛筆で)書き込んでいくなりしていきますφ(..)
でも、下書きと言いましても、筆者自身が読めなければ意味がありません。ですので、しっかりとした楷書で書いていく事をお勧め致します。
そもそも、草書で書かれた賞状など私は見た事がありませんし、そんな賞状を受け取ったところで「読めない」となるのが明々白々ですからね((+_+))
下書きが書き終わったら、筆と墨で清書していきます。
その際、「績」や「絵」などのような画数の多い字を小さめのサイズで書かねばならない場合は、筆の穂先を巧く使いましょう。
また、今回は横書きですので、最初から最後まで順番通りに書けるので、何ら問題は無いと思います。
しかし、賞状を書かれる場合は、楷書若しくは「優しい行書」で書きましょう。
そして、かすれは厳禁ですよ!!
実務書道回では最初から申し上げていますが、重要な事ですので再度話しました。
後、本文中は、句読点は打ってはいけません。
で、清書完了後は鉛筆で書いた補助線を消し、更に捺印もしていきます。
その際、墨が完全に乾いてから消しゴムで消していきましょう。
その理由は、消しゴムで消す事を墨が乾かないうちに断行してしまうとどうなるか…、は皆様の御想像にお任せ致します。
どうしても消したい場合は、墨で書いていない部分から消していきます。
ところで、賞状には発行者の印がついてある場合が大半ですが、その捺印は何処にすれば良いのでしょうか?
それは、発行者名のところに、中心が合うようにつきます。
その際、本文よりも右側にずれないようにつきましょう(発行者名に被る分には問題は御座いません)
で、賞状に捺印する印は、2~2.7cm程度のものが大半です。
ですので、予め捺印欄も、最初にマーキングしてしまっても良いかもしれません。
清書完了後に補助線を消し、捺印迄行い、賞状の完成です!!\(^o^)/
因みに、今回の記事の元ネタ動画は、コチラから御覧下さいませ。↓↓
但し、概要欄でも御話ししている通り、過去に演劇をやっていたとは思えない程、師範の解説がかみっかみで非常に恐縮です(一一”)
それでも、元ネタ動画の方も、皆様のお役に立てましたら、高評価・チャンネル登録・コメントなども頂ければ、師範は非常に嬉しく思います(T_T)
そして、今回も最後まで御覧頂きまして、誠に有難う御座いました<m(__)m>
大澤流書道教室
電話番号 090-1463-2631 住所 〒406-0807 山梨県笛吹市御坂町二之宮(御坂校)、〒407-0045 山梨県韮崎市旭町上條中割(旭校) 定休日 土曜日(その他、不定休あり)
24/08/18
24/07/22
24/06/20
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今回は、横書賞状を書く方法についてという、これまたTHE・実務書道のような内容を取り扱って参ります。
今回の記事や元ネタ動画を御覧になる事で、賞状を横書で体裁良く美しく書けるようになり、その賞状を受け取ったお相手様に対しても好印象を与える事もできますよ!!(*^-^*)
ですので、是非とも御覧になって、学んでいって下さい。
てな訳で、早速本題に入っていきましょう。
しかし、今回も実務書道回ですから、いつもにも増して体裁良く書かねばなりません。
まぁ、そもそもかすれ気味な字ばかりの賞状を受け取って良い思いをする方は、私の知る限り誰もいません(苦笑)
で、先ずは下準備として、以下の用具を御準備下さい<m(__)m>
・下書き用鉛筆(師範はHBを使用しました)
・消しゴム
・定規(あれば三角定規)
・清書用の筆(実務用がベスト)
・清書用の墨
・硯
・賞状用紙(当然ですが、一応念の為)
以上の用具が全て揃ったところで、最初は賞状用紙の余白を確保します。
今回の場合、上よりも下の方の余白を広めに確保します。
それでも、上の余白も、せめて鳳凰の絵よりも1cmは確保しましょう。
ですので、下の余白は、2cm程度確保できていれば問題は御座いません。
左右の余白は、外枠から1.5cmずつ確保します。
こうして鉛筆でマーキングする際、後で消す事も考慮し、薄めにマーキングします。
記入スペースが確保できたところで本文を書きたいところですが、その前に字のサイズの大小関係についても学びましょう。
まぁ、「賞状」などのタイトルが最大なのは、皆様御周知の通りだと思います(笑)
では、残る「受賞者名」「本文」「賞状発行者名」「日付」の4項目の字のサイズは、どれをどのくらい大きく書けば良いのでしょうか?
この問いに対する正解は、「受賞者名(賞状を受け取る人の名前)」>「賞状発行者名」>「本文」>「日付」です。
この字のサイズの大小関係に則り、具体的に字のサイズを決めていきます。
では、字のサイズが決まったところで、早速書いて…、と言いたいところですが、字のサイズだけではなく、記入スペースも決めねば書けません。
その為、次に記入スペースをマーキングして参ります。
先ずはタイトルですが、これはセンタリングがうまくできれば問題は無いでしょう。
字のサイズと共に字間も決まれば、自ずとタイトルの記入スペースも決まってきます。
決まったところから、鉛筆と定規でマーキングしていきます。
その際、三角定規でマーキングする場合ですと、一方の定規で縦の高さなどを測りつつ、他方の定規でマーキング可能です。
次に受賞者名ですが、本文の直下から始まってはいけません。
タイトルから、少し行間を空けて、字のサイズや受賞者名のフルネームの字数なども計算に入れ、行を定めていきます。
ただ、「入選」「優秀賞」などの賞名も記入する関係で2行になる場合も、賞名の直下から受賞者名を書いてはいけません。
これも、4~5mm程度行間を確保し、更に表彰者名も、内枠の端から5mm程度右側に余白をとった地点で終わるように、計算してマーキングします。
そして、受賞者名も苗字と名前は、5mm程度余白を空けましょう。
次に本文の書き始めですが、受賞者名欄から結構広めに(8mm~1cm程度)空けてから、書いていきます。
勿論、本文中の行間も、5mm程度空けるようにしましょう。
本文中の行間は、空け過ぎるのも体裁的に宜しくありませんし、逆に詰め過ぎると息苦しい賞状になってしまうので、5mm程度が最適です。
でも、これらも、その賞状用紙の大きさや、本文の字のサイズや行数などとも相談の上、決めて下さい。
最後に日付と発行者名の記入スペースを確保し、鉛筆での下書きに移行する訳ですが、日付や発行者名の開始地点が斜めに揃っている方が体裁が良いので、最初に本文の最終地点から最下部分の内枠に向かって、斜線を引いていきます。
その際、本文最終地点から30度程度の斜線を引くと良いでしょう。
そして、日付記入スペースも、本文最終地点と広めに(1.2cm程度)取り、日付の字のサイズ分高さを確保し、字数分の記入スペースを確保します。
そして、最後の発行者名の記入スペースを定め、いよいよ下書きに移行します。
でも、その発行者が所属している団体名と肩書は、若干小さめに書きます。
具体的には、日付と同程度か、少し大きめに書きましょう。
そして、発行者本人のフルネームは、本文よりも大きく、しかし受賞者名よりは小さめのサイズで書いていきましょう( ..)φ
これらの記入スペースが決まれば、いよいよ決めてきた枠に下書きをしていきます。
何処のスペースにどの字を書くか、サイズはどの程度かというような事を計算しつつ、〇を書くなり、実際に字を(鉛筆で)書き込んでいくなりしていきますφ(..)
でも、下書きと言いましても、筆者自身が読めなければ意味がありません。ですので、しっかりとした楷書で書いていく事をお勧め致します。
そもそも、草書で書かれた賞状など私は見た事がありませんし、そんな賞状を受け取ったところで「読めない」となるのが明々白々ですからね((+_+))
下書きが書き終わったら、筆と墨で清書していきます。
その際、「績」や「絵」などのような画数の多い字を小さめのサイズで書かねばならない場合は、筆の穂先を巧く使いましょう。
また、今回は横書きですので、最初から最後まで順番通りに書けるので、何ら問題は無いと思います。
しかし、賞状を書かれる場合は、楷書若しくは「優しい行書」で書きましょう。
そして、かすれは厳禁ですよ!!
実務書道回では最初から申し上げていますが、重要な事ですので再度話しました。
後、本文中は、句読点は打ってはいけません。
で、清書完了後は鉛筆で書いた補助線を消し、更に捺印もしていきます。
その際、墨が完全に乾いてから消しゴムで消していきましょう。
その理由は、消しゴムで消す事を墨が乾かないうちに断行してしまうとどうなるか…、は皆様の御想像にお任せ致します。
どうしても消したい場合は、墨で書いていない部分から消していきます。
ところで、賞状には発行者の印がついてある場合が大半ですが、その捺印は何処にすれば良いのでしょうか?
それは、発行者名のところに、中心が合うようにつきます。
その際、本文よりも右側にずれないようにつきましょう(発行者名に被る分には問題は御座いません)
で、賞状に捺印する印は、2~2.7cm程度のものが大半です。
ですので、予め捺印欄も、最初にマーキングしてしまっても良いかもしれません。
清書完了後に補助線を消し、捺印迄行い、賞状の完成です!!\(^o^)/
因みに、今回の記事の元ネタ動画は、コチラから御覧下さいませ。↓↓
但し、概要欄でも御話ししている通り、過去に演劇をやっていたとは思えない程、師範の解説がかみっかみで非常に恐縮です(一一”)
それでも、元ネタ動画の方も、皆様のお役に立てましたら、高評価・チャンネル登録・コメントなども頂ければ、師範は非常に嬉しく思います(T_T)
そして、今回も最後まで御覧頂きまして、誠に有難う御座いました<m(__)m>
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