090-1463-2631
〒406-0807 山梨県笛吹市御坂町二之宮
定休日 土曜日(その他、不定休あり)
171時限目 毛筆:古典作品の曲がり方・払い方について(後編)(記事版)
本日も、こうして御来訪下さり、誠に有難う御座います(*^▽^*)
前回は、楷書の古典作品に於ける、まがる画やはらう画の書き方の違いについて語りました。
今回は、その補足的な内容だとお考え下さい。
前回の記事や今回の記事、元ネタ動画を御覧になる事で、各古典作品に於けるまがる画やはらう画の書きぶりや字形の特長や違いについて学べ、その事を作品制作などに活かす事ができるようになりますよ!!(*^-^*)
尚、当教室では、古典臨書について学ばれるのは高校生や成人の生徒さんで、小中学生の生徒さん達は古典臨書については学びません。
しかし、上述の通り、楷書の古典に於ける横画の違いについて扱って参りますので、古典について予習をしたい中学生の生徒さんや、既に古典臨書について学ばれているものの、理解がし難い高校生以上の生徒さんのみならず、現に小学校の書写の授業などで楷書について学んでいる小学3年生以上の生徒さん達にとっても、参考になるお話かと思います。
ですが、小学1~2年生の生徒さんや未就学児(保育園児・幼稚園児)の生徒さん達は、別な記事を御覧になる事をお勧め致します<m(__)m>
てな訳で、早速本題に入っていきましょう。
でもその前に、毛筆に於けるまがる画やはらう画の基本的な書き方に関しましては、こちらの過去記事「毛筆:漢字の曲がり方・反り方について」回や、「毛筆:漢字のはね方・払い方・曲がり方について」回辺りで復習される事をお勧め致します<m(__)m>
では、下の画像を御覧下さい。
先ず、「有」と「成」は、はらいを1画目として書き始めます。
皆様、横画から書き始めていませんでしたか?( *´艸`)
それはさておきまして、最初のはらう画を書く際、カーブの有無に関わらず、最初からあまり加速せず、後半にさしかかったら更に減速して、ゆっくり丁寧にはらっていきましょう。
また、「為」の左ばらいも、途中こそ比較的太いですが、そこまで太くせずに、そして加速せずにゆっくり、丁寧にはらっていきましょう。
後、「為」の3~5画目のおれてはらう画は、それぞれはらう方向と高さ(角度)に気を配って下さい。
それから、「形」の「さんづくり」も、はらう方向がすべて異なります。
殊に、最後のはらいは、寧ろはらい上がっているような印象です。
これに関しましても、他の古典などでこのような画が登場する場合があります。ここで覚えてしまいましょう。
ところで、「成」は常用漢字だと、3画目ははねあげる画です。
しかし、今回の「孟法師碑」のこの作品の場合、はらっています。このような違いにも要注意です。
では、次なる作品も御覧下さい。
今回御注目頂きたいのは、右ばらいです。
「文」や「衆」などは、45度くらいにはらっていますが、「通」の「しんにょう」は、30度くらいではらっています。
このような違いこそありますものの、基本的には、いったん止めるところでは長々と止めてはいけません。
あくまでも、一瞬止まってから、徐々に、ゆっくりと、筆と共に力も抜いていきましょう。
それから、「衆」や、上に挙げた作品の「さんづくり」のように、はらう方向や角度が1つ1つ違う場合もございます。
その違いで変化を演出していますので、古典臨書の際は、その違いを忠実に模写しましょう。
後は、「客」の「うかんむり」も、常用漢字の場合は、2画目の縦画は上から下に画を伸ばします。
しかし、今回のように、下から上にはらい上げるように書く場合もございます。
この字形や書きぶりも、ここで覚えてお帰り下さい。
前回や今回の講義で語った内容がきちんと御理解頂けていれば、このような12字作品を書く事も可能になります( ..)φ
但し、今回あげた書き方はあくまでも「ほんの一例」ですので、妄信せず、時と場合によって使い分ける事が重要です( `ー´)ノ
その為にも、臨書(古典作品を模写して学ぶ事)や運筆練習に精力的に励まれる事が第一です。
因みに、今回の記事の元ネタ動画は、コチラから御覧下さいませ。↓↓
但し、概要欄でも御話ししている通り、過去に演劇をやっていたとは思えない程、師範の解説がかみっかみで非常に恐縮です(一一”)
それでも、元ネタ動画の方も、皆様のお役に立てましたら、高評価・チャンネル登録・コメントなども頂ければ、師範は非常に嬉しく思います(T_T)
そして、今回も最後まで御覧頂きまして、誠に有難う御座いました<m(__)m>
大澤流書道教室
電話番号 090-1463-2631 住所 〒406-0807 山梨県笛吹市御坂町二之宮(御坂校)、〒407-0045 山梨県韮崎市旭町上條中割(旭校) 定休日 土曜日(その他、不定休あり)
24/04/17
24/03/21
24/02/27
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本日も、こうして御来訪下さり、誠に有難う御座います(*^▽^*)
前回は、楷書の古典作品に於ける、まがる画やはらう画の書き方の違いについて語りました。
今回は、その補足的な内容だとお考え下さい。
前回の記事や今回の記事、元ネタ動画を御覧になる事で、各古典作品に於けるまがる画やはらう画の書きぶりや字形の特長や違いについて学べ、その事を作品制作などに活かす事ができるようになりますよ!!(*^-^*)
尚、当教室では、古典臨書について学ばれるのは高校生や成人の生徒さんで、小中学生の生徒さん達は古典臨書については学びません。
しかし、上述の通り、楷書の古典に於ける横画の違いについて扱って参りますので、古典について予習をしたい中学生の生徒さんや、既に古典臨書について学ばれているものの、理解がし難い高校生以上の生徒さんのみならず、現に小学校の書写の授業などで楷書について学んでいる小学3年生以上の生徒さん達にとっても、参考になるお話かと思います。
ですが、小学1~2年生の生徒さんや未就学児(保育園児・幼稚園児)の生徒さん達は、別な記事を御覧になる事をお勧め致します<m(__)m>
てな訳で、早速本題に入っていきましょう。
でもその前に、毛筆に於けるまがる画やはらう画の基本的な書き方に関しましては、こちらの過去記事「毛筆:漢字の曲がり方・反り方について」回や、「毛筆:漢字のはね方・払い方・曲がり方について」回辺りで復習される事をお勧め致します<m(__)m>
では、下の画像を御覧下さい。
先ず、「有」と「成」は、はらいを1画目として書き始めます。
皆様、横画から書き始めていませんでしたか?( *´艸`)
それはさておきまして、最初のはらう画を書く際、カーブの有無に関わらず、最初からあまり加速せず、後半にさしかかったら更に減速して、ゆっくり丁寧にはらっていきましょう。
また、「為」の左ばらいも、途中こそ比較的太いですが、そこまで太くせずに、そして加速せずにゆっくり、丁寧にはらっていきましょう。
後、「為」の3~5画目のおれてはらう画は、それぞれはらう方向と高さ(角度)に気を配って下さい。
それから、「形」の「さんづくり」も、はらう方向がすべて異なります。
殊に、最後のはらいは、寧ろはらい上がっているような印象です。
これに関しましても、他の古典などでこのような画が登場する場合があります。ここで覚えてしまいましょう。
ところで、「成」は常用漢字だと、3画目ははねあげる画です。
しかし、今回の「孟法師碑」のこの作品の場合、はらっています。このような違いにも要注意です。
では、次なる作品も御覧下さい。
今回御注目頂きたいのは、右ばらいです。
「文」や「衆」などは、45度くらいにはらっていますが、「通」の「しんにょう」は、30度くらいではらっています。
このような違いこそありますものの、基本的には、いったん止めるところでは長々と止めてはいけません。
あくまでも、一瞬止まってから、徐々に、ゆっくりと、筆と共に力も抜いていきましょう。
それから、「衆」や、上に挙げた作品の「さんづくり」のように、はらう方向や角度が1つ1つ違う場合もございます。
その違いで変化を演出していますので、古典臨書の際は、その違いを忠実に模写しましょう。
後は、「客」の「うかんむり」も、常用漢字の場合は、2画目の縦画は上から下に画を伸ばします。
しかし、今回のように、下から上にはらい上げるように書く場合もございます。
この字形や書きぶりも、ここで覚えてお帰り下さい。
前回や今回の講義で語った内容がきちんと御理解頂けていれば、このような12字作品を書く事も可能になります( ..)φ
但し、今回あげた書き方はあくまでも「ほんの一例」ですので、妄信せず、時と場合によって使い分ける事が重要です( `ー´)ノ
その為にも、臨書(古典作品を模写して学ぶ事)や運筆練習に精力的に励まれる事が第一です。
因みに、今回の記事の元ネタ動画は、コチラから御覧下さいませ。↓↓
但し、概要欄でも御話ししている通り、過去に演劇をやっていたとは思えない程、師範の解説がかみっかみで非常に恐縮です(一一”)
それでも、元ネタ動画の方も、皆様のお役に立てましたら、高評価・チャンネル登録・コメントなども頂ければ、師範は非常に嬉しく思います(T_T)
そして、今回も最後まで御覧頂きまして、誠に有難う御座いました<m(__)m>
大澤流書道教室
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住所 〒406-0807 山梨県笛吹市御坂町二之宮(御坂校)、〒407-0045 山梨県韮崎市旭町上條中割(旭校)
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