174時限目 かな:「夜」の行草書体の字形について(記事版)

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174時限目 かな:「夜」の行草書体の字形について(記事版)

師範のつぶやき

2021/07/15 174時限目 かな:「夜」の行草書体の字形について(記事版)

本日も、こうして御来訪下さり、誠に有難う御座います(*^▽^*)

今回は、リアル教室の生徒さんから頂いた質問をもとに、「夜」という字の行草体の字形についてお話致します。

 

screenshot_20210714_173026

 

今回の記事や元ネタ動画を御覧になる事で、「夜」という字の行草体の字形、ひいてはかな書道に出てくる変体がなの「夜(や、よ)」の特長がつかめ、更にその臨書作品を美しく書けたり、その臨書で得た技術を応用できたりするようになりますよ!!(*^-^*)

また、当教室では、中学生以上の生徒さん達は、毛筆では行書を学び始めます。その為、現在中高生や成人の生徒さん達は勿論の事、小学5~6年生の生徒さん達も、予習がてらにこの記事を御覧になる事をお勧め致します<m(__)m>

 

てな訳で、早速本題に入っていきましょう。

先ずは、見辛くて恐縮ですが、下の画像を御覧下さい。

 

screenshot_20210714_173035

 

これは、皆様御存知「夜」の楷書の字形です。

また、更に見辛くて誠に申し訳ありませんが、一応書き順も数字でふっています。

詳しい書き順などは、元ネタ画像の方を御覧になった方が分かり易いかな、と思います( 一一)

では、続いてこちらの画像を御覧下さい。

 

screenshot_20210714_173045

 

こちらは、左側が(上下共に)「夜」の行書体の字形、右側が草書の「夜」の字形です。

どちらも、点画の連続が発生しています。

殊に、行書の下の字形と草書の字形では、最後の2画が一体化し、回転して右にはらうような画になっています。

また、草書の場合は、楷書や行書の場合とは異なり、横画から始まって(開始地点の違いこそありますが)、楷書などに於ける最初の点画と4画目の縦画が一体化して1本の縦画になっています。

この字形も、作品を書く場合などに使い勝手が良いので、ここで覚えてお帰り下さい。

 

ここまでで、普段見慣れない「夜」の字形をご紹介申し上げました。

それだけでお疲れでしょうが、本当に問題であるのは、ここからです…。

 

screenshot_20210714_173051

 

これは、変体がなの「夜(や、よ)」です。

この「夜」をもととした変体がなは、「や」とも「よ」とも読みます。

また、当然の如く、漢字として登場する場合もあります。

問題なのは、かな書道などでこれらが登場した場合の識別方法です。

残念ながら、これに関しましては、前後の文字や文脈を鑑み、判定するしか方法はありません。

 

後、今回あげた書き方はあくまでも「ほんの一例」ですので、妄信せず、時と場合によって使い分ける事です( `ー´)ノ

その為にも、臨書(古典作品を模写して学ぶ事)や運筆練習を精力的に励まれる事が第一です。

因みに、今回の記事の元ネタ動画は、コチラから御覧下さいませ。↓↓

 

 

 

但し、概要欄でも御話ししている通り、過去に演劇をやっていたとは思えない程、師範の解説がかみっかみで非常に恐縮です(一一”)

 

それでも、元ネタ動画の方も、皆様のお役に立てましたら、高評価・チャンネル登録・コメントなども頂ければ、師範は非常に嬉しく思います(T_T)

 

 

そして、今回も最後まで御覧頂きまして、誠に有難う御座いました<m(__)m>

 

 

 

 

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