183時限目 毛筆:半折作品のまとめ方(記事版)

大澤流書道教室

090-1463-2631

〒406-0807 山梨県笛吹市御坂町二之宮

定休日 土曜日(その他、不定休あり)

183時限目 毛筆:半折作品のまとめ方(記事版)

師範のつぶやき

2021/07/24 183時限目 毛筆:半折作品のまとめ方(記事版)

本日も、こうして御来訪下さり、誠に有難う御座います(*^▽^*)

以前の記事や動画で、毛筆に於ける古典臨書作品や自運作品を書き、作品制作のお話を致しました。

今回も同様に、半折に対する作品制作について、御説明申し上げます

 

今回の記事や元ネタ動画を御覧になる事で、毛筆に於ける半折に対する作品の書き方の一例がわかり、御自身の作品制作の参考になるかと思います!!(*^-^*)

但し、未就学児や小学生の生徒さん達にとっては、一部難解な表現もあるかもしれません。何卒御了承下さい<m(__)m>

 

てな訳で、早速本題に入っていきましょう。下の画像を御覧下さい。

 

screenshot_20210714_174311

 

本来ならば半折フルサイズに1行書きで書く作品を、今回は諸事情で半折1/2サイズに2行でまとめてみました。

で、これは以前から申し上げています通り、「漱」のような、墨がたっぷりの字の隣が「於」のようにかすれている字だったりすると、それだけで作品内での、墨の潤渇による立体感の演出ができます。

 

それから、これも以前何処かで申し上げたような気もしますが、念の為再度語ります。

このような半折作品を書く場合は、「起承転結」を計算しつつ書くと、より素晴らしい作品が書けますよ!!(*^-^*)

例えは、最初の「漱」から出発して「元氣」辺りで「漱」の特長を更に受け継ぎ、縦長に書いていったら、「転」に相当するであろう「於」でそれとは正反対に、横長に書いてみる、といった具合にです。

また、「漱」から「於」までは一切墨をつがずに書いてかすれさせてから、「停」で墨をつぎ、そこで故意にそれまでとは異なる書きぶりで書いてみる、などです。

それでは、次にこちらの作品も御覧下さい<m(__)m>

 

screenshot_20210714_174338

 

こちらは半折1/3サイズの紙を横長に配置し、そこに2字作品を横書きに書いてみたものです。

「太陽」の2字の字間が、かなり詰まってしまいました。

そこは、字数や完成想像図などとも相談の上、書いていくと良いです。

まぁ、墨の潤渇問題に関しましては、図らずも「太」の隣の「陽」がかすれ、うまい具合に墨の潤渇による作品の立体感を演出できています(笑)

 

後、今回は落款(名前)を下側に、横書きで書きました。

このように、横書き作品に落款を書く場合は、少し特殊となります。

左から右に読む作品の場合は、落款も左から右に書いていきます。

では、逆に右から左へと読ませる作品の場合はどうでしょうか?

その問いに対する答えは、これからお話していきます。下の作品も御覧下さい<m(__)m>

 

screenshot_20210714_174352

 

こちらは、半折1/4サイズの紙を横長に配置して、「天地交泰」を横書きに、尚且つ右から左へと書いたものです。

これも、元ネタ動画を御覧になればお分かりかと思いますが、「天地交泰」という作品を右から素直に書いていき、最後に縦書きで落款を書いています( ..)φ

で、私が調べた限りでは、このような右から読ませる横書き作品の場合に於ける落款は、例外無く縦書きでした。

だからそうするように、とは申し上げませんが、右から読む横書き作品の落款は最後に、そして縦書きに書くようにすると良いです。

 

但し、今回あげた書き方はあくまでも「ほんの一例」ですので、妄信せず、時と場合によって使い分ける事が重要です( `ー´)ノ

その為にも、臨書(古典作品を模写して学ぶ事)や運筆練習に精力的に励まれる事が第一です。

それはさておきまして、今回の記事の元ネタ動画は、コチラから御覧下さいませ。↓↓

 

 

但し、概要欄でも御話ししている通り、過去に演劇をやっていたとは思えない程、師範の解説がかみっかみで非常に恐縮です(一一”)

 

それでも、元ネタ動画の方も、皆様のお役に立てましたら、高評価・チャンネル登録・コメントなども頂ければ、師範は非常に嬉しく思います(T_T)

 

 

そして、今回も最後まで御覧頂きまして、誠に有難う御座いました<m(__)m>

 

 

 

大澤流書道教室

電話番号 090-1463-2631
住所 〒406-0807 山梨県笛吹市御坂町二之宮(御坂校)、〒407-0045 山梨県韮崎市旭町上條中割(旭校)
定休日 土曜日(その他、不定休あり)

TOP