199時限目 毛筆:行書に於ける部首の略し方について(後編)(記事版)

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199時限目 毛筆:行書に於ける部首の略し方について(後編)(記事版)

師範のつぶやき

2021/08/11 199時限目 毛筆:行書に於ける部首の略し方について(後編)(記事版)

本日も、こうして御来訪下さり、誠に有難う御座います(*^▽^*)

前回、行書の古典作品に於ける、部首(「ごんべん」「さんずい」「きへん」)の書き方や字形の違いについて語りました

今回は、また別な部首について焦点を当てて語り、更に行書ならではのショートカットや、おれる画の変化などについてもお話ししようと思います。

 

今回の記事、元ネタ動画を御覧になる事で、行書の各古典作品に於ける部首の書きぶりや字形の特長や違い、更には行書ならではのショートカットや、おれる画の変化などについて学べ、その事を作品制作などに活かす事ができるようになりますよ!!(*^-^*)

尚、当教室では、古典臨書について学ばれるのは高校生や成人の生徒さんで、小中学生の生徒さん達は古典臨書については学びません。

しかし、当教室では、中学生以上の生徒さん達は、毛筆では行書を学び始めます。その為、現在中高生や成人の生徒さん達は勿論の事、小学5~6年生の生徒さん達も、予習がてらにこの記事を御覧になる事をお勧め致します<m(__)m>

ですが、小学1~2年生の生徒さんや未就学児(保育園児・幼稚園児)の生徒さん達は、別な記事を御覧になる事をお勧め致します<m(__)m>

 

てな訳で、早速本題に入っていきましょう。

代表的な部首の書き方についてのお話は前回致しました。ですので、先ずは下の画像を御覧下さい<m(__)m>

 

screenshot_20210729_161147

 

こちらは、「絲(「糸」の旧字体)、紀、終、袖、神、福、彼、御、徳」です。

「いとへん」はどれも、楷書の場合の縦画と左ばらい、点画に相当する部分が点画になって連続していたり、更に連続や省略が進み1本の右ばらい画のようになったりしています。

でも、それもよくよく見てみると、その部分の点画の個数が異なる場合が多いです(「絲」は3個、「紀」は2個)

また、「いとへん」前半のおれる画も、斜め画が進むにつれて細くなったり、太さは均一だったり、楷書のようだったりしています。

因みに、上述の通り、「絲」という字は「糸」の旧字体で、実在している漢字です。これも登場頻度は低いですが、ここで覚えてお帰り下さい。

 

真ん中の列3字は、「しめすへん」や「ころもへん」を含む漢字です。

しかし、「しめすへん」と「ころもへん」は、行書になると字形が統一される為、ここで同時に御紹介申し上げています。

で、この「しめすへん」や「ころもへん」も、行書になっても楷書に近い字形もあれば、THE・行書というような感じの、右側の点画が略されている字形もございます。

「「袖」の「ころもへん」の右側の点は2つじゃないの?1個足りないよ?」というつっこみが来そうですが、これに関しましては、原本がこのような字ですから、それに忠実に臨書しました。

それはさておきまして、「しめすへん」や「ころもへん」の縦画がそっていたり、垂直に下りていたり、横画が細かったりするなど、このような細かい違いも、しっかり輪唱して学びましょう( ..)φ

 

で、一番分かり易いのは、「ぎょうにんべん」だと思います。

「彼」のような楷書に近い、分かり易い「ぎょうにんべん」もあれば、「徳」のような、草書っぽい字形の「ぎょうにんべん」もございます。

また、「御」のような、「さんずい」のような字形の場合も存在します。

こうした違いについて学んでおけば、御自身で自運作品を書く場合などに活きてきますので、しっかり学びましょう(#^^#)

 

ところで、行書に於ける点や画の連続が省略が起こった結果、書き順が変わったり、画のショートカットが発生したりする例もございます。

これに関しましても、画像を御覧になって頂ければお分かりかと思います( 一一)

 

screenshot_20210729_161206

 

例えば「林」の場合、「きへん」に点や画の連続や省略が起こった結果、左ばらいに相当する画の終着点から右上に画が伸び、右側の「木」の横画とも一体化しています。

また、「作」の場合も、右側の左ばらいと横画が連続し、更に横画の終着点から左斜め下に縦画が伸びています。

「皆」も、上部左側の右ばらいと右側の左ばらいが一体化して1本の画のようになり、更にその終着点から縦画が出ています。

「道」の「首」部分も2個目の点画から画が伸び、横画に連続し、更に「作」の時のように、縦画も伸びています。

因みに、これは「首」単体でも発生する変化です。

このような、点や画の連続や省略によって、近道を通る字も、行書だと少なくありません。

最後に、おれる画の変化について語ろうと思います。これも、下の画像を御覧下さい<m(__)m>

 

screenshot_20210729_161219

 

これらの漢字はどれも分かり易いと思いますので、詳細は割愛致します。

「力」や「内」などは一瞬は押さえましたものの、楷書のようなおれ方はしていません。

また、先程の画像の「皆」や「道」なども御覧になって頂ければお分かりかと思いますし、今回の「口」や「易」のような例もあります。

これらの例のように、行書のおれる画は、一瞬は止まり向きを変えるものの、楷書のような直線的なおれ方はしません。

どちらかと言いますと、曲線的なおれ方を致しましょう。

 

但し、今回あげた書き方はあくまでも「ほんの一例」ですので、妄信せず、時と場合によって使い分ける事です( `ー´)ノ

その為にも、臨書(古典作品を模写して学ぶ事)や運筆練習を精力的に励まれる事が第一です。

因みに、今回の記事の元ネタ動画は、コチラから御覧下さいませ。↓↓

 

 

 

但し、概要欄でも御話ししている通り、過去に演劇をやっていたとは思えない程、師範の解説がかみっかみで非常に恐縮です(一一”)

 

それでも、今回も最後まで御覧頂きまして、誠に有難う御座いました<m(__)m>

 

 

 

 

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