書道の筆の手入れ方法 ~のりを解きおろすには?~

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書道の筆の手入れ方法 ~のりを解きおろすには?~

師範のつぶやき

2018/05/17 書道の筆の手入れ方法 ~のりを解きおろすには?~

書道の筆は、用途によってのりのおろし方や手入れの仕方に違いがあります。

水やぬるま湯に浸けてのりを溶かす事は同じなのですが、用途によっておろす範囲が違う訳です。

 

半紙漢字用(俗に言う「親筆」)や、それ以上に大きい半折漢字用の筆は、全面を浸けておろしてしまっても問題は無いでしょう。

但し、かな書道用や漢字かな交じり書道用、実務書道用(賞状やのし袋に書く事です)の筆は、漢字書道用のように、全面をおろすと使えなくなってしまうので、おろしたいところを部分的に浸けて、その部分だけおろします。

 

で、手入れの仕方も、やり方を間違えてしまって、描き味を悪くしてしまったり、長く使えなくなってしまったりしないように、正しい手入れ方法を身につけましょう。

漢字書道用の筆は、水若しくはぬるま湯(を入れた容器)に筆を浸し、根元をやさしく揉みながら墨を落とし、反故紙(失敗した作品でも可)で筆を拭き取ると良いです。

一方、かな用など、すべてをおろしていない筆の場合は、先端を傷めないように、水をつけて濡らした紙や布で、墨を拭き取ると良いでしょう!!

どちらの筆にも言える事ですが、断じて石鹸では洗わないように!!

後、洗い終わった筆は穂先の形を整えて、筆筒に入れるか筆架にかけて吊るすかし、直射日光を避けて乾かしましょう。

 

実は、この筆の手入れ方法についての取説(?)も、先々月に書道師範講座の学校本部の学園祭に行ってきた時、本部の事務の方々にわがままを言って頂いてきたものです(笑)

 

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この取説も、本教室に正式入門となった生徒さんには配布しているので、どうぞ御安心下さいな。

 

そして、今回も最後まで御覧下さり、誠にありがとうございました<m(__)m>

 

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