６８時限目の１　【毛筆書道・習字】行書の「かんむり」・「あし」の書き方合計10種類と具体例20選（前編）（記事版）

本日も、こうして御来訪下さり、誠に有難う御座います(*^▽^*)

前々回から４回にわたり、行書体に於ける部首の書き方や字形について御説明申上げます(*^^*)

で、今回と次回とで、部首「かんむり」と「あし」の行書体の書き方や字形についてお話していきます。

 

今回の記事や次回の記事、元ネタ動画を御覧になる事で、部首の「かんむり」と「あし」を含む行書体の漢字を美しく書けるようになりますよ！！(*^-^*)

何故なら、漢字の大半は２つ以上の部分で構成されており、また部首が共通していて他の部分が異なるという場合も少なくないからです（「きへん」が共通している「林」と「村」など）

また、当教室では、中学生以上の生徒さん達は、毛筆では行書を学び始めます。その為、現在中高生や成人の生徒さん達は勿論の事、小学５～６年生の生徒さん達も、予習がてらにこの記事を御覧になる事をお勧め致します<m(__)m>

 

てな訳で、早速本題に入っていきましょう。

しかし、何しろ「かんむり」６種類プラス「あし」４種類について話していきます（そのうち、名無しの「あし」も１種類あり）ので、前後編にわけ、前編で「かんむり」６種類について、後編で「あし」４種類について解説致します。何卒御了承下さい<m(__)m>

先ずは、元ネタ動画から引っ張ってきたキャプチャ画像を御覧下さい。

 

 

元ネタ動画では「けいさん・なべぶた」「うかんむり」「やまかんむり」「たけかんむり」「あめかんむり」「あみがしら」「れんが・れっか」「したごころ」「したみず」「名無しの部首「木」」の１０種類について解説しており、更に「やまかんむり」「たけかんむり」「あめかんむり」「れんが・れっか」「名無しの部首「木」」の５種類に関しましては、字形が２種類が存在している為、例として挙げた漢字も２字挙げました。

 

ですので、上述の通り、今回は「前編」という事で、「かんむり」６部首「けいさん・なべぶた」「うかんむり」「やまかんむり」「たけかんむり」「あめかんむり」「あみがしら」について御説明申し上げます。

 

 

先ず「けいさん・なべぶた」についてですが、上の画像通り、１画目の点画ではね、形連的、ないし意連的に（連続を意識して）２画目の最初に移行し、横画を伸ばします。

 

次に「うかんむり」です。行書体ですと、「けいさん・なべぶた」のように、１画目の点画と２画目の最初の連続を意識しつつ、意連的に２画目に入ります。

そして、最後のはねる画は、２画目のとは異なる方向へはねましょう。

 

「やまかんむり」については、１画目と２画目を繋げる字形と、２画目と３画目を繋げる字形の２種類がございます。

しかし、いずれの場合でも、２画目の最初と３画目の縦画の方向は、別にすると変化が出て面白い字になります(笑)

 

 

続けて「たけかんむり」について申し上げます。

「たけかんむり」に関しましては、３画目の点画と６画目のはらいがしっかり残る場合と、略されてはらったり、はねたりする場合の２種類がございます。

いずれの場合に於いても、「たけかんむり」の最終画のはらいと、次の画への連続を意識して書くと、行書らしい字が書けます。

 

「あめかんむり」も、やはり２種類ございます。

それは、内部の４つの点画に相当する画が略されて２本の画のようになるか、２個の点画のようになるかの違いです。

しかし、「うかんむり」についてでも語った通り、３画目のはねる画は、２画目とは異なる方向へはねましょう。

また、２画目の最終地点から３画目をそのまま伸ばせば、より行書らしくなりますよ！！(*^-^*)

勿論、「あめかんむり」の最終画と、次の画との繋がりも意識する事もお忘れ無く(笑)

 

 

前編最後に「あみがしら」についてですが、２画目のおれる画はあまり力を込めて押さえはせず、曲線的に折れていきます。

そして、内部の２本の縦画も、点画的に、やはり形連的に調整し、最後の横画にも繋げますφ(..)

 

尚、上述の通り、今回の元ネタ動画の内容をこの調子で記事として書き続けると、とんでもなく長くなってしまいます。

因みに、この前編だけでも、２，０００字弱に迄到達してしまっています（苦笑）

その為、残る「あし」４種類につきましては、次回の記事で御説明申上げます。

因みに、今回の記事の元ネタ動画は、コチラから御覧下さいませ。↓↓

 

 

但し、概要欄でも御話ししている通り、過去に演劇をやっていたとは思えない程、師範の解説がかみっかみで非常に恐縮です(一一”)

 

それでも、元ネタ動画の方も、皆様のお役に立てましたら、高評価・チャンネル登録・コメントなども頂ければ、師範は非常に嬉しく思います(T_T)

 

 

そして、今回も最後まで御覧頂きまして、誠に有難う御座いました<m(__)m>