書道の筆の素材となるもの~動物の毛~

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書道の筆の素材となるもの~動物の毛~

師範のつぶやき

2018/06/22 書道の筆の素材となるもの~動物の毛~

…書道の学習を進めていくと、用途によって筆を使い分ける必要が出てきます。

では、その筆の材質として使われている毛は、どのようなものでしょうか?

 

結論から申し上げますと、ズバリ「動物の毛」です!!

ここからは、復習の意味合いも兼ね、手元にある書道師範養成講座のテキストを参考に、書いていきます( ..)φ

 

筆の鋒に用いられている動物の毛としては、狸・猫・鼠・栗鼠・狐・猪・豚・鹿・山馬などや、鶏・雉などの鳥類の毛も用いられています。

部位によって多少異なりますが、一般的には羊の毛が柔で、馬の毛は剛です。

私が作品制作用に使用している筆としては、半折用・半紙用・かな半折用などは羊毛、かな半紙用は黒狸毛と羊毛のミックス、実務用は猫毛のものです。

羊毛特有の潤いのある、やわらかな表現ができる漢字書道用やかな書道用のものや、穂先が適当な強さを持っていて、のし袋や封筒などに描き易い実務用の筆など、材質の良さを分野毎に活かせていると自負しています。

 

しかし、初心者の方は羊毛の筆を使うと、その柔らかさの為に腰が立たず、運筆が思い通りにいかないので、最初は剛毛:柔毛=6:4程度の兼毫筆で稽古を開始した方が良いでしょう。。。

 

今回は、テキストを参考に、筆に使われる動物の毛についてお話しました。

本日も最後まで御覧になって下さり、誠にありがとうございました<m(__)m>

 

 

参考:新制 書道師範講座1巻(東京書道教育会、田中利昭発行)

 

 

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