89時限目の2 毛筆:へんの草書体について(記事版)(後編)

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89時限目の2 毛筆:へんの草書体について(記事版)(後編)

師範のつぶやき

2021/04/30 89時限目の2 毛筆:へんの草書体について(記事版)(後編)

本日も、こうして御来訪下さり、誠に有難う御座います(*^▽^*)

かつて師範は、行書体に於ける、部首の字形や書き方について語っています。

で、今回から4回にわたり、今度は草書体に於ける部首の書き方や字形について御説明申上げます(*^^*)

そして、前回と今回とで、部首「へん」の草書体の書き方や字形についてお話していきます。

 

前回の記事や今回の記事、元ネタ動画を御覧になる事で、部首の「へん」を含む草書体の漢字を美しく書けるようになりますよ!!(*^-^*)

何故なら、漢字の大半は2つ以上の部分で構成されており、また部首が共通していて他の部分が異なるという場合も少なくないからです(「きへん」が共通している「林」と「村」など

但し、当教室では、草書体を実際に書かれるのは高校生や成人の生徒さんで、小中学生の生徒さん達は草書体を学びません。その為、草書体について予習をしたい中学生の生徒さんや、既に草書体について学ばれているものの、理解がし難い高校生以上の生徒さん向けのお話となります。ですので、小学生の生徒さんや未就学児(保育園児・幼稚園児)達は、別な記事を御覧になる事をお勧め致します<m(__)m>

 

てな訳で、早速本題に入っていきましょう。

しかし、何しろ10種類について話していきますので、前後編にわけて解説致します。何卒御了承下さい<m(__)m>

で、前回は「にんべん」「さんずい」「ごんへん」「いとへん」「ひへん」の5種類について語っています。その為、今回は残る5部首「しめすへん」「つちへん」「おんなへん」「のぎへん」「いしへん」について御説明申し上げます。

先ずは、元ネタ動画内で師範が書いていた、この画像を御覧下さい。

 

screenshot_20210427_211206

 

先ず「ころもへん」についてですが、上の画像通り、行書体そのまんまのような字形と、楷書体の右半分(小さな左払いと縦画、最後の点画)が略されて一体化しているかのような字形があります。

これも、次の画との連続から、使い分けるようにすると良いでしょう。

 

続いて「つちへん」ですが、これは行書体のように、3画目の左払いを2画目の最後から左側にそれずに続け、更に左側を長めに右払いを書きますφ(..)

後、例示した字の2字目(下の字)は「城」です。前回も語っている通り、右側の「成」の草書体は、単独でもこの字体です。ここで覚えてしまいましょう(#^^#)

 

「おんなへん」は、1画目の縦画こそ楷書体や行書体のように入りますが、2画目の左下に入る縦画から、3画目の横画、更に申し上げればその後の画にも連続しています。

ところで、例示した字の1字目(上の字)は「如」ですが、ひらがなの「め」に似ていると思いませんか?(笑)

 

続けて「のぎへん」について申し上げます。

これに関しましては、1画目の左払いこそそのままですが、そこから縦画を伸ばし、横画と左払い、そして最後の点画が連続して次の画へと続きます。

ところで、例示した字の1字目(上の字)は「秋」ですが、右側の「大」のように見える部分は「火」です。

画が連続した結果、「大」のように見えるだけです。念の為<m(__)m>

後、下の「移」は、字体こそのままで、画を中ぶくれにすれば、変体がなの「移(い)」になりますよ!!(笑)

 

 

最後に「いしへん」についてですが、これも行書体のように、「がんだれ」部分が連続しているばかりではなく、「口」の部分までも連続して、点画1~2個のようになっています。そして、例の如く次の画に続いています。

 

但し、前回と今回あげた書き方はあくまでも「ほんの一例」ですので、妄信せず、時と場合によって使い分ける事が重要です( `ー´)ノ

その為にも、臨書(古典作品を模写して学ぶ事)や運筆練習に精力的に励まれる事が第一です。

因みに、今回の記事の元ネタ動画は、コチラから御覧下さいませ。↓↓

 

 

 

但し、概要欄でも御話ししている通り、過去に演劇をやっていたとは思えない程、師範の解説がかみっかみで非常に恐縮です(一一”)

 

それでも、元ネタ動画の方も、皆様のお役に立てましたら、高評価・チャンネル登録・コメントなども頂ければ、師範は非常に嬉しく思います(T_T)

 

 

そして、今回も最後まで御覧頂きまして、誠に有難う御座いました<m(__)m>

 

 

 

 

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