90時限目の1 毛筆:つくりの草書体について(記事版)(前編)

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90時限目の1 毛筆:つくりの草書体について(記事版)(前編)

師範のつぶやき

2021/05/01 90時限目の1 毛筆:つくりの草書体について(記事版)(前編)

本日も、こうして御来訪下さり、誠に有難う御座います(*^▽^*)

前回から4回にわたり、草書体に於ける部首の書き方や字形について御説明申上げます(*^^*)

で、今回と次回とで、部首「つくり」の草書体の書き方や字形についてお話していきます。

 

今回の記事や次回の記事、元ネタ動画を御覧になる事で、部首の「つくり」を含む草書体の漢字を美しく書けるようになりますよ!!(*^-^*)

何故なら、漢字の大半は2つ以上の部分で構成されており、また部首が共通していて他の部分が異なるという場合も少なくないからです(「きへん」が共通している「林」と「村」など

但し、当教室では、草書体を実際に書かれるのは高校生や成人の生徒さんで、小中学生の生徒さん達は草書体を学びません。その為、草書体について予習をしたい中学生の生徒さんや、既に草書体について学ばれているものの、理解がし難い高校生以上の生徒さん向けのお話となります。ですので、小学生の生徒さんや未就学児(保育園児・幼稚園児)達は、別な記事を御覧になる事をお勧め致します<m(__)m>

 

てな訳で、早速本題に入っていきましょう。

しかし、何しろ10種類について話していきます(そのうち、名無しの部首も4種類あり)ので、前後編にわけて解説致します。何卒御了承下さい<m(__)m>

先ずは、元ネタ動画から引っ張ってきたキャプチャ画像を御覧下さい。

 

screenshot_20210427_211304

 

元ネタ動画では「りっとう」おおがい「さんづくり」「にくづき」「あくび」「名無しの部首「見」」「名無しの部首「皮」」「名無しの部首(「服」の右側)」「ふるとり」「名無しの部首(「場」の右側)」の10種類について解説しており、どの部首も字形が2種類が存在している為、例として挙げた漢字も2字挙げました。

 

ですので、今回は「前編」という事で、前者5部首「りっとう」「おおがい」「さんづくり」「にくづき」「あくび」について御説明申し上げます。

先ず「りっとう」についてですが、上の画像通り、「へん」の部分から続いてきて、曲がる左払いのようになっています。

更に、下部の「列」のように、右上に点画が出ます。

ところで、上部の字は「利」の草書体ですが、この画が中ぶくれになると、変体がなの「利(り)」になります(笑)

断じて、ひらがなの「わ」ではありませんからね( ̄ー ̄)

 

次に「おおがい」です。草書体ですと、これも「へん」部分から連続して、斜めの横画が2~3本連続してはらっています。

ただ、後述の「さんづくり」や「にくづき」、「あくび」と全く同じ字形になります。

これに関しましては、解読する際、前後の字の文脈から判定しましょう。

 

「さんづくり」については、3本の左払いが連続したり、最後の左払いが右横画になり、止まったりしています。

 

続けて「にくづき」について申し上げます。

 

「へん」の部分から続いてきて、横画を少し伸ばした後縦画を斜めにおろし、曲がる画から更に曲がって終わります。

また、「おおがい」や「さんづくり」のような字形にもなります。

因みに、これは部首の「にくづき」はこのような字形ですが、「月」単体の字形は明らかに違います(笑)

こちらに関しましては、過去記事の「毛筆:草書体に於ける「かんむり」について」回でも少し語っていますので、宜しければ御覧下さい<m(__)m>

 

前編最後に「あくび」についてですが、左下にはらった後、横画を1本、ないし2本連続してから、最後に左下にはらい終わります。

これも、「おおがい」や「さんづくり」、「にくづき」と字形が同じです。解読の際は要注意です!!

 

尚、上述の通り、今回の元ネタ動画の内容をこの調子で記事として書き続けると、とんでもなく長くなってしまいます。

因みに、この前編だけでも、1,800字を上回ってしまっています(苦笑)

その為、残る後半5部首につきましては、次回の記事で御説明申上げます。

因みに、今回の記事の元ネタ動画は、コチラから御覧下さいませ。↓↓

 

 

 

但し、概要欄でも御話ししている通り、過去に演劇をやっていたとは思えない程、師範の解説がかみっかみで非常に恐縮です(一一”)

 

それでも、元ネタ動画の方も、皆様のお役に立てましたら、高評価・チャンネル登録・コメントなども頂ければ、師範は非常に嬉しく思います(T_T)

 

 

そして、今回も最後まで御覧頂きまして、誠に有難う御座いました<m(__)m>

 

 

 

 

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