90時限目の2 毛筆:つくりの草書体について(記事版)(後編)

大澤流書道教室

090-1463-2631

〒406-0807 山梨県笛吹市御坂町二之宮

定休日 土曜日(その他、不定休あり)

90時限目の2 毛筆:つくりの草書体について(記事版)(後編)

師範のつぶやき

2021/05/01 90時限目の2 毛筆:つくりの草書体について(記事版)(後編)

本日も、こうして御来訪下さり、誠に有難う御座います(*^▽^*)

前回から4回にわたり、草書体に於ける部首の書き方や字形について御説明申上げます(*^^*)

で、前回と今回とで、部首「つくり」の草書体の書き方や字形についてお話していきます。

 

前回の記事や今回の記事、元ネタ動画を御覧になる事で、部首の「つくり」を含む草書体の漢字を美しく書けるようになりますよ!!(*^-^*)

何故なら、漢字の大半は2つ以上の部分で構成されており、また部首が共通していて他の部分が異なるという場合も少なくないからです(「きへん」が共通している「林」と「村」など

但し、当教室では、草書体を実際に書かれるのは高校生や成人の生徒さんで、小中学生の生徒さん達は草書体を学びません。その為、草書体について予習をしたい中学生の生徒さんや、既に草書体について学ばれているものの、理解がし難い高校生以上の生徒さん向けのお話となります。ですので、小学生の生徒さんや未就学児(保育園児・幼稚園児)達は、別な記事を御覧になる事をお勧め致します<m(__)m>

 

てな訳で、早速本題に入っていきましょう。

しかし、何しろ10種類について話していきます(そのうち、名無しの部首も4種類あり)ので、前後編にわけて解説致します。何卒御了承下さい<m(__)m>

で、前回は「りっとう」「おおがい」「さんづくり」「にくづき」「あくび」の5種類について語っています。その為、今回は残る5部首「名無しの部首「見」」「名無しの部首「皮」」「名無しの部首(「服」の右側)」「ふるとり」「名無しの部首(「場」の右側)」について御説明申し上げます。

また、草書体の部首は、字形が2種類が存在しているものも非常に多い為、例として挙げた漢字も2字挙げました。

先ずは、元ネタ動画から引っ張ってきたキャプチャ画像を御覧下さい。

 

screenshot_20210427_211345

 

先ず「名無しの部首「見」」についてですが、上の画像通り、「へん」の部分から続いた後、おれて左下に下った後、回転してから左下に縦画をおろします。

そして、そこから右払いを、真ん中を太めにはらいましょう。

因みに、「見」単体の字も、この字形となります。ここで覚えてしまいましょうφ(..)

 

次に「名無しの部首「皮」」です。これも、「へん」から続いた後、おれて左下に下り、はねたその筆で縦画を下に伸ばします。

そして、右に横画を少し伸ばした後、左下にまがる画を伸ばしていき、そこから右払い(はねたり、とまったりしていますが)につづいて終わります。

 

「名無しの部首(「服」の右側)」については、上述の「名無しの部首「見」」のような字形になっていたり、おれて左下に下った後、回転して縦画を垂直に伸ばしていき、そこから右に横画を伸ばしています

 

 

続けて「ふるとり」について申し上げます。

これに関しましては、左下におりる画と、そこから伸びる横画の有無こそありますものの、「生」のような字形含まれています。

しかし、どちらの場合に於いても、左側の「へん」部分から連続していますし、「ふるとり」の「生」部分も、THE・行書のような字形です。

これに関しましては、過去記事「ペン字:行書に於ける「三」の連続について」回でも語っている通り、2本目の横画と3画目の横画は連続するように書きます。

 

最後に「名無しの部首(「場」の右側)」についてですが、横画があり、その横画の上から縦画が伸びている場合と、横画が無く、縦画から直で曲がっている場合があります。

しかし、どちらの場合に於いても、右肩下がりの横画を少し伸ばした後、曲がる画を書き、その内部に左払いを2本加えて終わりです。

 

但し、前回と今回あげた書き方はあくまでも「ほんの一例」ですので、妄信せず、時と場合によって使い分ける事が重要です( `ー´)ノ

その為にも、臨書(古典作品を模写して学ぶ事)や運筆練習に精力的に励まれる事が第一です。

因みに、今回の記事の元ネタ動画は、コチラから御覧下さいませ。↓↓

 

 

 

但し、概要欄でも御話ししている通り、過去に演劇をやっていたとは思えない程、師範の解説がかみっかみで非常に恐縮です(一一”)

 

それでも、元ネタ動画の方も、皆様のお役に立てましたら、高評価・チャンネル登録・コメントなども頂ければ、師範は非常に嬉しく思います(T_T)

 

 

そして、今回も最後まで御覧頂きまして、誠に有難う御座いました<m(__)m>

 

 

 

 

大澤流書道教室

電話番号 090-1463-2631
住所 〒406-0807 山梨県笛吹市御坂町二之宮(御坂校)、〒407-0045 山梨県韮崎市旭町上條中割(旭校)
定休日 土曜日(その他、不定休あり)

TOP