93時限目 かな:俳句・川柳の、色紙大の用紙へのまとめ方(記事版)

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93時限目 かな:俳句・川柳の、色紙大の用紙へのまとめ方(記事版)

師範のつぶやき

2021/05/04 93時限目 かな:俳句・川柳の、色紙大の用紙へのまとめ方(記事版)

本日も、こうして御来訪下さり、誠に有難う御座います(*^▽^*)

今回は、俳句や川柳をかな書道風に、かな用半紙を色紙大(27cm×24cm)にカットして書いてみましたので、その書き方についてお話致します。

 

なかなか俳句や川柳がうまく書けないと仰る読者の皆様に、本記事で語られている内容が参考になれば幸いです(#^^#)

 

しかし、かな書道の連綿は、流れるような美しさが重要ですから、ペン字や漢字かな交じりの変体がなやひらがな・漢字とは異なる場合があります。

 

てな訳で、早速本題に入っていきましょう。

と言っても、今回の内容はあくまでも「ほんの一例」ですから、時と場合によって使い分けましょう( ..)φ

その為にも、臨書(古典作品を模写して学ぶ事)や運筆練習を精力的に励まれる事が第一です。

それはさておき、先ずは下の画像を御覧下さい。

 

screenshot_20210427_211632

 

殊にかすれている部分が見辛くて非常に恐縮ですが、この句の例では、1行目のみ独立させて行間を広めに取り、2~3画目の行間を詰めて書きました( ..)φ

まぁ、最初の「朝の虹」は最初なので墨がたっぷりついていますが、そこからかすれて墨が尽き、書けなくなるギリギリのところ迄は書き続けるのが、かな書道や漢字かな交じり文などの書き方です。

後、墨の潤滑に関しましては、墨がたっぷり含まれている字の隣にかすれている字が並べば、その潤滑の変化が出て、面白い作品になります(*^-^*)

その為、墨継ぎは計画的に行うと良いです(笑)

 

後は、これは5・7・5の俳句や川柳の世界ですから可能性は低いでしょうが、同じ字が複数回登場するようならば、その書きぶりを変えたり、変体がなを使ったりするなどして、そこでも変化を持たせてあげましょう( ..)φ

これに関しましても、過去記事「かな:かな書道風の文章の書き方について」回などでも語っていますが、必要なことですから再度語りました。

但し、変体がなの使い過ぎは厳禁とは申し上げませんが、避けた方が良いでしょう。

それと、漢字の草書体と変体がなの識別がし易くなるような配慮も重要です。

何故なら、その理由は、過去記事「かな:変体がなについて」回でも語っています通り、変体がなは字体的には草書体そのものですが、画が中ぶくれだからです(笑)

 

ところで、上述の通り、今回は1行目のみ独立させて2~3行目との行間を結構広く取っていますが、他にも1行目と2行目の途中までを1行に書き、そこと残りの行との行数を広めに取るとか、1行目と2行目を結構下の方に書き、行間を広めに取って、3行目のみ上の方に独立させて書くなど、様々な字や行の配置の方法があります。

また、今回は半紙を色紙大のサイズにカットして書いていますが、他にもカットせずにかな用半紙そのまんまのサイズにまとめたり、半折に書いたり、或いは縦36cm×横6cmの短冊大の紙に俳句や川柳を1句まとめる書き方も御座います。

 

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それらの事例に関しましては、今後の動画や記事などで語っていくと致しまして、最後の名前は、今回の場合は「〇〇かく」と書きましょう。

何故かと申し上げますと、これは古典作品を臨書している訳ではなく、自筆で書いているからです。

 

但し、今回あげた書き方はあくまでも「ほんの一例」ですので、妄信せず、時と場合によって使い分ける事です( `ー´)ノ

その為にも、臨書(古典作品を模写して学ぶ事)や運筆練習を精力的に励まれる事が第一です。

上でも述べていますが、重要な事ですので再度書きました。

因みに、今回の記事の元ネタ動画は、コチラから御覧下さいませ。↓↓

 

 

 

但し、概要欄でも御話ししている通り、過去に演劇をやっていたとは思えない程、師範の解説がかみっかみで非常に恐縮です(一一”)

 

それでも、元ネタ動画の方も、皆様のお役に立てましたら、高評価・チャンネル登録・コメントなども頂ければ、師範は非常に嬉しく思います(T_T)

 

 

そして、今回も最後まで御覧頂きまして、誠に有難う御座いました<m(__)m>

 

 

 

 

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