７５時限目　【毛筆・習字】草書の「にょう」２字例とむすび方２パターン＋α（記事版）

本日も、こうして御来訪下さり、誠に有難う御座います(*^▽^*)

今回は草書体に於ける「しんにょう」や「えんにょう」の書き方や字形、そしてむすぶ画の書き方について御説明申し上げます。

 

今回の記事や元ネタ動画を御覧になる事で、草書体の「しんにょう」や「えんにょう」などの書き方や字形、むすび方の運筆がよりスムーズにになり、より草書体らしく書けるようになりますよ！！(*^-^*)

但し、当教室では、草書体を実際に書かれるのは高校生や成人の生徒さんで、小中学生の生徒さん達は草書体を学びません。その為、草書体について予習をしたい中学生の生徒さんや、既に草書体について学ばれているものの、理解がし難い高校生以上の生徒さん向けのお話となります。ですので、小学生や未就学児（保育園児・幼稚園児）の生徒さん達は、別な記事を御覧になる事をお勧め致します<m(__)m>

 

てな訳で、早速本題に入っていきましょう。

先ずは、下の画像を御覧下さい<m(__)m>

 

 

左が草書体、右が楷書体の「道理」ですが、違いは一目瞭然ですよね(笑)

先ず、タイトルに示した通りの「しんにょう」について申し上げますと、楷書体の「しんにょう」の書き方については過去記事に詳細に書いてありますので、ここでは割愛致します<m(__)m>

一方、草書体の場合ですと、「しんにょう」は１本の横画のようになっています。

 

次に、「理」の字について申し上げますと、楷書体の「おうへん」は画がどれも連続しておらず、したがってむすぶ画も１つも御座いません。

それに対して草書体では、点画の連続や省略が発生し、楷書体で言う「おうへん」に於ける真ん中の横画と一番下の右払いが連続し、曲がる画となっています。

また、「里」の部分も、「つ」の字を書くように左下に曲がった後、右上にむすんで垂直に縦画をおろします。

そして下の横画２本も、「おうへん」の時に発生したむすびの画も発生します（しかし、元ネタ動画で「里」の部分を「理」と言い間違えてしまいまして、誠に申し訳御座いません）、

 

続きまして、今度はこちらの画像を御覧になって頂きたいのです。

 

 

で、こちらも左側が草書体の「建設」で、右側が楷書体です。こちらも、違いは一目瞭然でしょう(笑)

先ず、タイトルに示した通りの「えんにょう」について申し上げますと、楷書体の「えんにょう」の書き方についても過去記事で語っていますので、ここでも割愛致します<m(__)m>

一方、草書体の場合ですと、「えんにょう」も１本の横画のようになっています。

「しんにょう」と「えんにょう」が作品に同時に出てきた場合、混同しないように御注意下さいませ(>_<)

後、「建」の下２本の横画も、上述の「理」の「おうへん」や「里」にも発生しているようなむすぶ画も発生しています。

 

一方、「設」に関しましても、右側「殳」部分も、上部が点画２個になって連続し、更に「又」とも連続しています。

また、左払いと右払いは今回は意連的ですが、画が連続する殊によってむすぶ画のようになります。

 

後、今回の記事内容とは無関係ですが、「ごんべん」も省略が発生していますが、更に省略が発生して縦画１本のようになる場合もあります。

その事に関しましては、後日その件について語っている動画を記事化しますので、それまでは暫し御待ち下さいませ<m(__)m>

 

因みに、今回の記事の元ネタ動画は、コチラから御覧下さいませ。↓↓

 

 

 

但し、概要欄でも御話ししている通り、過去に演劇をやっていたとは思えない程、師範の解説がかみっかみで非常に恐縮です(一一”)

 

それでも、元ネタ動画の方も、皆様のお役に立てましたら、高評価・チャンネル登録・コメントなども頂ければ、師範は非常に嬉しく思います(T_T)

 

 

そして、今回も最後まで御覧頂きまして、誠に有難う御座いました<m(__)m>