１０１時限目　かな：間違えやすいひらがな・変体がなについて（記事版）

本日も、こうして御来訪下さり、誠に有難う御座います(*^▽^*)

 

で、前回は、草書体になると字形が似てくる漢字の違いや書き方、字形について語りました。

今回はそのひらがな・変体がな版で、間違えやすいひらがなと変体がなについて御説明申し上げます。

 

今回の記事や次回の記事、元ネタ動画を御覧になる事で、紛らわしい字体のひらがなや変体がながより正確に書けるようになり、ひらがなや変体がなの書き方の運筆もよりスムーズになり、これらのひらがなが登場する漢字かな交じり文や、これらの変体がなが登場するかな書道作品やペン字作品などが、よりそれらしく書けるようになりますよ！！(*^-^*)

 

てな訳で、早速本題に入っていきましょう。

と言っても、今回の内容はあくまでも「ほんの一例」ですから、時と場合によって使い分けましょう( ..)φ

その為にも、臨書（古典作品を模写して学ぶ事）や運筆練習を精力的に励まれる事が第一です。

先ずは、下の画像を御覧下さい<m(__)m>

 

 

これは元ネタ動画から引っ張り出してきた画像で、今回はこれら５事例「う」と「可（か）」、「わ」と「利（り）」、「に」と「所（そ）」と「江（え）」、「よ」と「支（き）」、「く」と「弖（て）」と「之（し）」の違いについて御説明申し上げます。

 

先ずは左上の「う」と「可（か）」ですが、違いがわかりますでしょうか？

これに関しましては、「う」は１画目の点画よりも右側までいかずに折れるのに対し、「可（か）」の場合は点画から２画目の曲がる画に入る時、最初に回転してから曲がる画に入っていきます。

尚、「可（か）」の１画目の点画は、かな書道で略される場合も多いです。

 

続きまして、上真ん中部分の「わ」と「利（り）」の違いがおわかりでしょうか？

これは、２画目の横画（曲がって最後にはらう画）が長い上に、「利（り）」は最後のはらう画が長めで、これが連綿して次の字へと繋がる場合も多いです。

 

今度は右上の「に」と「所（そ）」と「江（え）」の３字ですが、これらの違いがわかりますか？

「所（そ）」の場合は、最後の画が点画の連続のようになっていますし、「に」よりも「こ」の部分の画も長いです。

一方、「江（え）」は、１画目の点画があり、その点画が、いかにもさんずい感を醸し出しています(笑)

 

下段にいきまして、左下の「よ」と「支（き）」について御説明申し上げます。違いがおわかりですか？

それはいたって単純明快で、１画目の横画が長い（２画目の縦画の開始地点）の違いですね。

因みに、右側のように、２画目の縦画で、少し右側にねじった方が、わかり易いかもしれません。

 

最後に「く」と「弖（て）」と「之（し）」です。これは、違いが一番わかりにくいかもしれません。

では、何処がどういう風に違うのかと申し上げますと、「弖（て）」の場合は、最後に大きくカーブして右下におりて終わります。

一方、「之（し）」の場合は、１画目と２画目の点画の連続のような線があり、しかも最後の右下におりて止まる画以外は、横幅が統一されています。

これらの違いを弁えた上で使い分け、素晴らしいかな書道作品や漢字かな交じり文、そしてペン字作品を書きましょう(*^▽^*)

 

と言っても、今回の内容はあくまでも「ほんの一例」ですから、時と場合によって使い分けましょう( ..)φ

その為にも、臨書（古典作品を模写して学ぶ事）や運筆練習を精力的に励まれる事が第一です。

最初にも申し上げました事ですが、重要な事ですから再度書きました。

因みに、今回の記事の元ネタ動画は、コチラから御覧下さいませ。↓↓

 

但し、概要欄でも御話ししている通り、過去に演劇をやっていたとは思えない程、師範の解説がかみっかみで非常に恐縮です(一一”)

 

それでも、元ネタ動画の方も、皆様のお役に立てましたら、高評価・チャンネル登録・コメントなども頂ければ、師範は非常に嬉しく思います(T_T)

 

 

そして、今回も最後まで御覧頂きまして、誠に有難う御座いました<m(__)m>