090-1463-2631
〒406-0807 山梨県笛吹市御坂町二之宮
定休日 土曜日(その他、不定休あり)
143時限目 かな:作品創作(臨書・自運)(記事版)
本日も、こうして御来訪下さり、誠に有難う御座います(*^▽^*)
今回は、「高野切第一種」を臨書したり、自運作品を2作品書いたりするなど、作品制作についてお話申し上げます。
今回の記事や元ネタ動画を御覧になる事で、かな書道に於ける作品の書き方の一例がわかり、御自身の作品制作の参考になるかと思います!!(*^-^*)
てな訳で、早速本題に入っていきましょう。下の画像を御覧下さい。
先ずは、「高野切第一種」を半折フルサイズに、2行にまとめましたφ(..)
「見」のように頭が小さく下が張っていたり、最初の方の「な」のように右側を張る事によって、懐を大きくしたりする字形も存在しています。
それから、2行目最初の「遠(を)」のような、遠回り的に書く書き方も、「第一種」の特長をうまく臨書するコツです。
これらに関しましては、下に画像を出します。
このように、古典臨書の場合は、その古典の特長や持ち味を忠実に臨書しましょう(^^♪
それから、墨つぎに関しましても、今まで散々申し上げてきました通り、潤渇の差による立体感を演出できるように、計算して墨をつぎます(でも、古典臨書の場合は、可能な限り原本に忠実に墨をついで書きましょう)
続きまして、半折1/3サイズの自運作品2作品を書く前に、半折を1/3サイズにカットする方法について、御説明申し上げます。
半折カットの方法自体は過去記事などで語っている気はしますが、一応念の為申し上げます。
購入したての半折は、大半の場合に於いて、運送の際に丸めたと申し上げますか、折り曲げたような跡があります。
その為、その跡を頼りに折って微調整を加え、1/3サイズにピッタリ重なる迄微調整をしていき、最後にカットして一丁あがりです。
それでは、半折をうまく1/3サイズにカットできましたところで、次は下の画像を御覧下さい<m(__)m>
この作品は全体的に下に沈みがちになってしまいましたが、それを字のサイズを小さく調整して行頭を上にもってくれば、それらの問題も解決します(笑)
或いは、折角行頭がバラバラなので、行尾も揃え方を工夫してみると、面白い作品になるかもしれません。
前半と後半で、行尾の揃える位置が異なったりですとか…。
後、筆の中の墨の量が少なくなり、字がかすれてきましたら、運筆速度も落とし、ゆっくり書いていきましょう。
それから、自運作品の場合は、お手本を御自身で見つけてきてもいいですし、どうしても見つからない場合は、「集王聖教序」のように同じ作者の古典から集字して(字を集める事)、オリジナルお手本を作っても良いでしょう(*^-^*)
最後に、こちらの自運作品を御紹介申し上げ、終わりにしたいと思います。
これは半折1/3サイズの紙を横長に配置し、そこに1句書きました。
この作品の場合は、最大の特長は真ん中の「奈(な)可(か)流(る)ゝ雲へ」の字形や配置です。
作品の通り、流れる雲を連想できるように、意識的に流れを感じられるように書きました。
このように、作品の題材を考えつつ字に反映させるのも、面白い作品を書くコツです(*^-^*)
後は、余白の取り方を工夫すれば、もっと見易い作品に仕上がったかもしれません( 一一)
但し、今回あげた書き方はあくまでも「ほんの一例」ですので、妄信せず、時と場合によって使い分ける事が重要です( `ー´)ノ
その為にも、臨書(古典作品を模写して学ぶ事)や運筆練習に精力的に励まれる事が第一です。
それはさておきまして、今回の記事の元ネタ動画は、コチラから御覧下さいませ。↓↓
但し、概要欄でも御話ししている通り、過去に演劇をやっていたとは思えない程、師範の解説がかみっかみで非常に恐縮です(一一”)
それでも、元ネタ動画の方も、皆様のお役に立てましたら、高評価・チャンネル登録・コメントなども頂ければ、師範は非常に嬉しく思います(T_T)
そして、今回も最後まで御覧頂きまして、誠に有難う御座いました<m(__)m>
大澤流書道教室
電話番号 090-1463-2631 住所 〒406-0807 山梨県笛吹市御坂町二之宮(御坂校)、〒407-0045 山梨県韮崎市旭町上條中割(旭校) 定休日 土曜日(その他、不定休あり)
24/04/17
24/03/21
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今回は、「高野切第一種」を臨書したり、自運作品を2作品書いたりするなど、作品制作についてお話申し上げます。
今回の記事や元ネタ動画を御覧になる事で、かな書道に於ける作品の書き方の一例がわかり、御自身の作品制作の参考になるかと思います!!(*^-^*)
てな訳で、早速本題に入っていきましょう。下の画像を御覧下さい。
先ずは、「高野切第一種」を半折フルサイズに、2行にまとめましたφ(..)
「見」のように頭が小さく下が張っていたり、最初の方の「な」のように右側を張る事によって、懐を大きくしたりする字形も存在しています。
それから、2行目最初の「遠(を)」のような、遠回り的に書く書き方も、「第一種」の特長をうまく臨書するコツです。
これらに関しましては、下に画像を出します。
このように、古典臨書の場合は、その古典の特長や持ち味を忠実に臨書しましょう(^^♪
それから、墨つぎに関しましても、今まで散々申し上げてきました通り、潤渇の差による立体感を演出できるように、計算して墨をつぎます(でも、古典臨書の場合は、可能な限り原本に忠実に墨をついで書きましょう)
続きまして、半折1/3サイズの自運作品2作品を書く前に、半折を1/3サイズにカットする方法について、御説明申し上げます。
半折カットの方法自体は過去記事などで語っている気はしますが、一応念の為申し上げます。
購入したての半折は、大半の場合に於いて、運送の際に丸めたと申し上げますか、折り曲げたような跡があります。
その為、その跡を頼りに折って微調整を加え、1/3サイズにピッタリ重なる迄微調整をしていき、最後にカットして一丁あがりです。
それでは、半折をうまく1/3サイズにカットできましたところで、次は下の画像を御覧下さい<m(__)m>
この作品は全体的に下に沈みがちになってしまいましたが、それを字のサイズを小さく調整して行頭を上にもってくれば、それらの問題も解決します(笑)
或いは、折角行頭がバラバラなので、行尾も揃え方を工夫してみると、面白い作品になるかもしれません。
前半と後半で、行尾の揃える位置が異なったりですとか…。
後、筆の中の墨の量が少なくなり、字がかすれてきましたら、運筆速度も落とし、ゆっくり書いていきましょう。
それから、自運作品の場合は、お手本を御自身で見つけてきてもいいですし、どうしても見つからない場合は、「集王聖教序」のように同じ作者の古典から集字して(字を集める事)、オリジナルお手本を作っても良いでしょう(*^-^*)
最後に、こちらの自運作品を御紹介申し上げ、終わりにしたいと思います。
これは半折1/3サイズの紙を横長に配置し、そこに1句書きました。
この作品の場合は、最大の特長は真ん中の「奈(な)可(か)流(る)ゝ雲へ」の字形や配置です。
作品の通り、流れる雲を連想できるように、意識的に流れを感じられるように書きました。
このように、作品の題材を考えつつ字に反映させるのも、面白い作品を書くコツです(*^-^*)
後は、余白の取り方を工夫すれば、もっと見易い作品に仕上がったかもしれません( 一一)
但し、今回あげた書き方はあくまでも「ほんの一例」ですので、妄信せず、時と場合によって使い分ける事が重要です( `ー´)ノ
その為にも、臨書(古典作品を模写して学ぶ事)や運筆練習に精力的に励まれる事が第一です。
それはさておきまして、今回の記事の元ネタ動画は、コチラから御覧下さいませ。↓↓
但し、概要欄でも御話ししている通り、過去に演劇をやっていたとは思えない程、師範の解説がかみっかみで非常に恐縮です(一一”)
それでも、元ネタ動画の方も、皆様のお役に立てましたら、高評価・チャンネル登録・コメントなども頂ければ、師範は非常に嬉しく思います(T_T)
そして、今回も最後まで御覧頂きまして、誠に有難う御座いました<m(__)m>
大澤流書道教室
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住所 〒406-0807 山梨県笛吹市御坂町二之宮(御坂校)、〒407-0045 山梨県韮崎市旭町上條中割(旭校)
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