090-1463-2631
〒406-0807 山梨県笛吹市御坂町二之宮
定休日 土曜日(その他、不定休あり)
182時限目 毛筆:古典作品のはね方について(記事版)
本日も、こうして御来訪下さり、誠に有難う御座います(*^▽^*)
今回は、楷書の古典作品に於ける、はねる画の書き方や字形の違いについて語りました。
今回の記事、元ネタ動画を御覧になる事で、各古典作品に於けるはねる画の書きぶりや字形の特長や違いについて学べ、その事を作品制作などに活かす事ができるようになりますよ!!(*^-^*)
尚、当教室では、古典臨書について学ばれるのは高校生や成人の生徒さんで、小中学生の生徒さん達は古典臨書については学びません。
しかし、上述の通り、楷書の古典に於ける横画の違いについて扱って参りますので、古典について予習をしたい中学生の生徒さんや、既に古典臨書について学ばれているものの、理解がし難い高校生以上の生徒さんのみならず、現に小学校の書写の授業などで楷書について学んでいる小学3年生以上の生徒さん達にとっても、参考になるお話かと思います。
ですが、小学1~2年生の生徒さんや未就学児(保育園児・幼稚園児)の生徒さん達は、別な記事を御覧になる事をお勧め致します<m(__)m>
てな訳で、早速本題に入っていきましょう。
でもその前に、毛筆に於けるはねる画の基本的な書き方に関しましては、こちらの過去記事「毛筆:漢字のはね方・折れ方について」回辺りで復習される事をお勧め致します<m(__)m>
では、下の画像を御覧下さい。
今回は画像の通り、全く同じ字と言うよりは、同じはね方の字を選んで書きました( ..)φ
そもそも、はねる画を書きたい場合は、短く押し出すようにはねていきます。
その際、はねる迄の画や、はねる方向や長さに御注意です(>_<)
殊に、縦ばね(縦画を伸ばしてからはねる場合)は、左上に向かって長々とはねるのは宜しくありません。。。
さて、ここからがはねる画の違いについてのお話です。
右側の「孟法師碑」の場合は、縦画が下に向かう程画が細くなり、そこから90度、若しくはやや鈍角チックにはねます。
一方、「孔子廟堂碑」は、縦画の太さが均一で、はねる角度も90度です。
はたまた、「顔氏家廟碑」の場合は、画こそ太いですが、縦画の太さが均一で、はねる角度も90度です。
続きまして2字目の、そってからはねる画についてです。
その際、特にはねる角度や方向に御注目下さい。
やや右上にはねていたり、真上にはねている事があったりと、同じ画でも異なります。
それは、3字目の「宇」や「子」のはねる画も同様です。
縦画を垂直に伸ばしてはねたり、少しそり気味に縦画を伸ばしてはねたり、明らかにそってはねている場合もございます。
また、はねる方向も、左上だったり、真左だったり、違いを見比べると面白いです(笑)
最後に、横画を伸ばして上にはねるという、最初などとは正反対の場合も見ていきましょう。
これも、はねる方向がやや左向きだったり、真上にはねていたり、ここも同じ画でも若干の違いがあります。
このように、古典による画の違いは、即ち書いた人の違いでもあります。
その為、古典臨書では、このような違いや技法などにも注意しつつ、お手本や原本を御覧になり、丁寧に模写していきましょう( ..)φ
但し、今回あげた書き方はあくまでも「ほんの一例」ですので、妄信せず、時と場合によって使い分ける事が重要です( `ー´)ノ
その為にも、臨書(古典作品を模写して学ぶ事)や運筆練習に精力的に励まれる事が第一です。
因みに、今回の記事の元ネタ動画は、コチラから御覧下さいませ。↓↓
但し、概要欄でも御話ししている通り、過去に演劇をやっていたとは思えない程、師範の解説がかみっかみで非常に恐縮です(一一”)
それでも、元ネタ動画の方も、皆様のお役に立てましたら、高評価・チャンネル登録・コメントなども頂ければ、師範は非常に嬉しく思います(T_T)
そして、今回も最後まで御覧頂きまして、誠に有難う御座いました<m(__)m>
大澤流書道教室
電話番号 090-1463-2631 住所 〒406-0807 山梨県笛吹市御坂町二之宮(御坂校)、〒407-0045 山梨県韮崎市旭町上條中割(旭校) 定休日 土曜日(その他、不定休あり)
23/05/26
23/05/23
23/05/10
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今回は、楷書の古典作品に於ける、はねる画の書き方や字形の違いについて語りました。
今回の記事、元ネタ動画を御覧になる事で、各古典作品に於けるはねる画の書きぶりや字形の特長や違いについて学べ、その事を作品制作などに活かす事ができるようになりますよ!!(*^-^*)
尚、当教室では、古典臨書について学ばれるのは高校生や成人の生徒さんで、小中学生の生徒さん達は古典臨書については学びません。
しかし、上述の通り、楷書の古典に於ける横画の違いについて扱って参りますので、古典について予習をしたい中学生の生徒さんや、既に古典臨書について学ばれているものの、理解がし難い高校生以上の生徒さんのみならず、現に小学校の書写の授業などで楷書について学んでいる小学3年生以上の生徒さん達にとっても、参考になるお話かと思います。
ですが、小学1~2年生の生徒さんや未就学児(保育園児・幼稚園児)の生徒さん達は、別な記事を御覧になる事をお勧め致します<m(__)m>
てな訳で、早速本題に入っていきましょう。
でもその前に、毛筆に於けるはねる画の基本的な書き方に関しましては、こちらの過去記事「毛筆:漢字のはね方・折れ方について」回辺りで復習される事をお勧め致します<m(__)m>
では、下の画像を御覧下さい。
今回は画像の通り、全く同じ字と言うよりは、同じはね方の字を選んで書きました( ..)φ
そもそも、はねる画を書きたい場合は、短く押し出すようにはねていきます。
その際、はねる迄の画や、はねる方向や長さに御注意です(>_<)
殊に、縦ばね(縦画を伸ばしてからはねる場合)は、左上に向かって長々とはねるのは宜しくありません。。。
さて、ここからがはねる画の違いについてのお話です。
右側の「孟法師碑」の場合は、縦画が下に向かう程画が細くなり、そこから90度、若しくはやや鈍角チックにはねます。
一方、「孔子廟堂碑」は、縦画の太さが均一で、はねる角度も90度です。
はたまた、「顔氏家廟碑」の場合は、画こそ太いですが、縦画の太さが均一で、はねる角度も90度です。
続きまして2字目の、そってからはねる画についてです。
その際、特にはねる角度や方向に御注目下さい。
やや右上にはねていたり、真上にはねている事があったりと、同じ画でも異なります。
それは、3字目の「宇」や「子」のはねる画も同様です。
縦画を垂直に伸ばしてはねたり、少しそり気味に縦画を伸ばしてはねたり、明らかにそってはねている場合もございます。
また、はねる方向も、左上だったり、真左だったり、違いを見比べると面白いです(笑)
最後に、横画を伸ばして上にはねるという、最初などとは正反対の場合も見ていきましょう。
これも、はねる方向がやや左向きだったり、真上にはねていたり、ここも同じ画でも若干の違いがあります。
このように、古典による画の違いは、即ち書いた人の違いでもあります。
その為、古典臨書では、このような違いや技法などにも注意しつつ、お手本や原本を御覧になり、丁寧に模写していきましょう( ..)φ
但し、今回あげた書き方はあくまでも「ほんの一例」ですので、妄信せず、時と場合によって使い分ける事が重要です( `ー´)ノ
その為にも、臨書(古典作品を模写して学ぶ事)や運筆練習に精力的に励まれる事が第一です。
因みに、今回の記事の元ネタ動画は、コチラから御覧下さいませ。↓↓
但し、概要欄でも御話ししている通り、過去に演劇をやっていたとは思えない程、師範の解説がかみっかみで非常に恐縮です(一一”)
それでも、元ネタ動画の方も、皆様のお役に立てましたら、高評価・チャンネル登録・コメントなども頂ければ、師範は非常に嬉しく思います(T_T)
そして、今回も最後まで御覧頂きまして、誠に有難う御座いました<m(__)m>
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電話番号 090-1463-2631
住所 〒406-0807 山梨県笛吹市御坂町二之宮(御坂校)、〒407-0045 山梨県韮崎市旭町上條中割(旭校)
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