112時限目 漢かな:短歌の半紙へのまとめ方について(記事版)

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112時限目 漢かな:短歌の半紙へのまとめ方について(記事版)

師範のつぶやき

2021/05/21 112時限目 漢かな:短歌の半紙へのまとめ方について(記事版)

本日も、こうして御来訪下さり、誠に有難う御座います(*^▽^*)

前回は行書体で俳句や川柳を、半紙にまとめる方法についてお話し致しました。

今回はその短歌版だとお思い頂ければと思います。

 

今回の記事や元ネタ動画を御覧になる事で、短歌をより体裁良く半紙にまとめる方法やについて学ぶ事ができるようになりますよ!!(*^-^*)

また、当教室では、中学生以上の生徒さん達は、毛筆では行書を学び始めます。その為、現在中高生や成人の生徒さん達は勿論の事、小学5~6年生の生徒さん達も、予習がてらにこの記事を御覧になる事をお勧め致します<m(__)m>

 

てな訳で、早速本題に入っていきましょう。

例の如く、先ずは下の画像を御覧下さい<m(__)m>

 

screenshot_20210519_062206

 

今回は5・7・5・7・7の世界を半紙に書きましたので、前回の俳句・川柳会よりも1字毎の字のサイズが小さいですが、その分行数が多いので、行頭や行尾の配置、余白の取り方などなどの配置の工夫の仕方は前回よりも大きいと言えるでしょう。

で、前回のお話の重複になって恐縮ですが、ペン字や漢字かな交じり文の時はかな書道の場合とは違い、「よき」や「なつ」など、連綿は2~3字程度に致しましょう。

現に、3行目の「なつ」「かし」は連綿して最後まで書けるのでしょうが、2字連綿で分けています。

その理由は過去記事「ペン字:ひらがなの連綿について」回で語っていますので、そちらも参考にして頂ければと思います(*^-^*)

今回の「の」や「し」のように、2字以上同じ字が登場する場合は、字形を意図的に変えたり、何なら変体がなも使用したりして、変化を持たせましょう。

また、今回最初の「こ`ちよき」の「`」のように、同じ字が2字以上連続する場合限定ですが、この「`」も効果的に用いましょう( *´艸`)

尚、今回は最初3行(5・7・5)と最後2行(7・7)で余白を広めに取っていますが、これも工夫の仕方によって、印象も異なってきます。

では、次にこちらの画像も御覧下さい<m(__)m>

 

screenshot_20210519_062221

 

こちらは2・3行目を1行にまとめて行頭も行尾も一番上、ないし一番下迄取っています。

また、それによって4行目も右側に配置でき、その結果として最終行のみ独立させて、それ以外の4行との間に余白を取っています。

その際、4行目は下方に配置して、上下のスペースを共に効果的に使用しましょう。

最後に、こちらの画像も御覧下さい<m(__)m>

 

screenshot_20210519_062247

 

こちらの場合は2・3行目を1行にまとめていますが、こちらは行頭をまとめ、更に行間も統一させています。

これは前回も少しだけ紹介しましたが、こちらの作品の場合は、区画整理されたような印象を受けますね( ̄ー ̄)

 

今回も様々なパターンのまとめ方を御紹介申し上げましたが、そのまとめ方に関しましては、作品や時と場合によって使い分けるように致しましょう。

その為には、様々な作品に触れたり、古典を臨書したりするなど、勉学が一番有効です( ..)φ

 

因みに、今回の記事の元ネタ動画は、コチラから御覧下さいませ。↓↓

 

 

 

但し、概要欄でも御話ししている通り、過去に演劇をやっていたとは思えない程、師範の解説がかみっかみで非常に恐縮です(一一”)

 

それでも、元ネタ動画の方も、皆様のお役に立てましたら、高評価・チャンネル登録・コメントなども頂ければ、師範は非常に嬉しく思います(T_T)

 

 

そして、今回も最後まで御覧頂きまして、誠に有難う御座いました<m(__)m>

 

 

 

 

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