167時限目 ペン字:行草体作品の書き方について(記事版)

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167時限目 ペン字:行草体作品の書き方について(記事版)

師範のつぶやき

2021/07/07 167時限目 ペン字:行草体作品の書き方について(記事版)

本日も、こうして御来訪下さり、誠に有難う御座います(*^▽^*)

今回は、遂にペン字でも、行草書体での自運作品制作を行い、更にマッキーを用いての3字作品も書く方法について御説明申し上げます。

 

今回の記事や元ネタ動画を御覧になる事で、行草書体での自運作品制作の仕方や、更にマッキーを用いての3字作品などのまとめ方についても理解できるようにもなりますよ!!(*^-^*)

但し、当教室では、草書体を実際に書かれるのは高校生や成人の生徒さんで、小中学生の生徒さん達は草書体を学びません。その為、草書体について予習をしたい中学生の生徒さんや、既に草書体について学ばれているものの、理解がし難い高校生以上の生徒さん向けのお話となります。ですので、小学生や未就学児(保育園児・幼稚園児)の生徒さん達は、別な記事を御覧になる事をお勧め致します<m(__)m>

 

てな訳で、早速本題に入っていきましょう。

先ずは非常に見辛くて恐縮ですが、下の画像を御覧下さい<m(__)m>

 

screenshot_20210629_160102

 

先ずは、30字の詩を3行にまとめました。

しかし、ここで30÷3=10と計算し、1行を10字ずつ書いたのでは面白みの無い作品になってしまいます(苦笑)

その為、1,2行を長くして3行目を5~6字程度にし、余った余白に名前を書きました。

で、今回の作品制作に当たり、旧字体も存在する漢字に関しましては、新字体(常用漢字の新字体)は一切用いずに書きました。

例えば、「聲」や「盡」などです。

このように、旧字体や「書写体」なんかも効果的に使用し、作品に面白味を持たせましょう(*^-^*)

 

また、前回も語りましたが、「長」のような縦長の字の隣には同じ縦長の字を並べるのではなく、「吹」のような横長の字や正方形型の字などを並べると、変化が出て面白味も増します。

後、同じ行を書いていくにしても、「情」を縦長に書いたら、「何」を横長に書いたりですとか、「日」は小さく書こうなどといった、変化を加える工夫も重要です。

また、「日」のような、字のサイズに気を配るべき字の存在につきましては、過去記事「ペン字:大きく書く字と小さく書く字について」回でも語っていますので、そちらも参考にして頂ければと思います(#^^#)

続きまして、マッキーで書きました3字作品を御覧下さい。

 

screenshot_20210629_160112

 

この作品は下が映っていませんが、実は元ネタ動画では、配置を間違えてしまい、「學」の下がかなり空いてしまいました(汗)

皆様はこのようなミスをなさらないように、字の配置を固めてから書かれる事をお勧めします<m(__)m>

空きスペースの問題や、そもそも作品を書く用紙のサイズなどとも相談の上、字の配置を決めて下さい。

殊に、字数が少なければ少ない程、このような失敗は目立ちますので、御注意下さい(-“-)

 

で、最上段は「ふ」ではなく、「不」の草書です。

何なら、最下段の「學」も草書で書きました。

しかし、「如」だけは行書ですが、違和感を感じますでしょうか?

このように、行書と草書という、異なる字体を2種類混ぜても、作品として成り立つ場合もございます。

また、マッキーでもこのような作品が書けるという事も、読者の皆様の参考になれば幸いです(#^^#)

何なら、本日は七夕ですので、笹に飾る短冊の願い事を書く際の参考にされてみては如何でしょうか?(笑)

 

但し、今回あげた書き方はあくまでも「ほんの一例」ですので、妄信せず、時と場合によって使い分ける事が重要です( `ー´)ノ

その為にも、臨書(古典作品を模写して学ぶ事)や運筆練習に精力的に励まれる事が第一です。

それはさておきまして、今回の記事の元ネタ動画は、コチラから御覧下さいませ。↓↓

 

 

 

但し、概要欄でも御話ししている通り、過去に演劇をやっていたとは思えない程、師範の解説がかみっかみで非常に恐縮です(一一”)

 

それでも、元ネタ動画の方も、皆様のお役に立てましたら、高評価・チャンネル登録・コメントなども頂ければ、師範は非常に嬉しく思います(T_T)

 

 

そして、今回も最後まで御覧頂きまして、誠に有難う御座いました<m(__)m>

 

 

 

 

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