200時限目 毛筆:点画の連続や、2字以上の漢字の連続について(記事版)

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200時限目 毛筆:点画の連続や、2字以上の漢字の連続について(記事版)

師範のつぶやき

2021/08/11 200時限目 毛筆:点画の連続や、2字以上の漢字の連続について(記事版)

本日も、こうして御来訪下さり、誠に有難う御座います(*^▽^*)

当ブログやYouTubeチャンネルを御覧になって下さっている皆様のお陰様で、遂に200本目の動画まで記事化できました!!

皆様、誠にありがとうございます<m(__)m>

で、今回は、行書体に於ける点画の連続や、2字以上の漢字の連面的な連続の仕方について語ろうと思います。

 

今回の記事や、元ネタ動画を御覧になる事で、行書での点画の連続や、2字以上の漢字の連面的な連続の仕方などについて学べ、その事を作品制作などに活かす事ができるようになりますよ!!(*^-^*)

尚、当教室では、古典臨書について学ばれるのは高校生や成人の生徒さんで、小中学生の生徒さん達は古典臨書については学びません。

しかし、当教室では、中学生以上の生徒さん達は、毛筆では行書を学び始めます。その為、現在中高生や成人の生徒さん達は勿論の事、小学5~6年生の生徒さん達も、予習がてらにこの記事を御覧になる事をお勧め致します<m(__)m>

ですが、小学1~2年生の生徒さんや未就学児(保育園児・幼稚園児)の生徒さん達は、別な記事を御覧になる事をお勧め致します<m(__)m>

 

てな訳で、早速本題に入っていきましょう。先ずは下の画像を御覧下さい<m(__)m>

 

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先ずは、半折1/4縦長サイズに、「郎髙朝影遠通」という、「集王聖教序」の臨書作品を書きました。

この作品の場合、「」の最後の「口」が略され、点画になっています。

この場合に於きましても、その前のはねる画とは線自体は繋がっていないものの、連続は意識して書きましょう。

 

また、「朝」の「日」部分も同様に略され、横画1本になっています。

更に、「遠」の「口」部分も同僚に略され、左下におろす画と一体化しています。

これらに関しましては、前回の記事や動画でも登場しました、「福」という字もその一例です。

 

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このような字例も、元来の(?)楷書の字形を頭の片隅の何処かに思い浮かべつつ書いていくと、御自身が書いている字に迷いが出ません。

続きましては、こちらの画像も御覧下さい<m(__)m>

 

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上の画像のみでは下が見辛いので、2枚提示しました。

これは、半折1/2縦長サイズに、「雲書三日九月六名」という、「風信帖」の臨書作品を書いたものです。

実は、今年の作品展への出展作にしたかったですが、諸事情で「蘭亭序」の別作品を書きました(苦笑)

まぁ、そんな事はさておきまして、こちらの作品では、「三日」「九月」「六名」など、2字以上連続する場合が多いです。

これらの場合は、無理矢理ではなく自然なカタチで連続させてあげて下さい。

例えば、「三」の最後の横画から更に画を伸ばし、その連続線を「日」の最初の画に繋げる、といった感じです(*^-^*)

これに関しましては、かな書道やペン字などで、ひらがなや変体がなを2字以上連綿させる場合も同様で、あちらのような、無理の無い自然な感じの連綿を書くように、行書や草書の漢字も連続させていきましょう。

 

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ところで、行書や草書だと点や画の連続や省略が発生するので、書き易い書体のように思えるかもしれません。

しかし、これらも一歩間違えれば、誤字になりかねません。

ですので、そうならないようにする為にも、字典やお手本をしっかり確認しつつ、正しい字形を覚えながら、作品を書いていきましょう( ..)φ

 

但し、今回あげた書き方はあくまでも「ほんの一例」ですので、妄信せず、時と場合によって使い分ける事です( `ー´)ノ

その為にも、臨書(古典作品を模写して学ぶ事)や運筆練習を精力的に励まれる事が第一です。

因みに、今回の記事の元ネタ動画は、コチラから御覧下さいませ。↓↓

 

 

 

但し、概要欄でも御話ししている通り、過去に演劇をやっていたとは思えない程、師範の解説がかみっかみで非常に恐縮です(一一”)

 

それでも、元ネタ動画の方も、皆様のお役に立てましたら、高評価・チャンネル登録・コメントなども頂ければ、師範は非常に嬉しく思います(T_T)

 

 

そして、今回も最後まで御覧頂きまして、誠に有難う御座いました<m(__)m>

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