39時限目 【かな書道の書き方も基礎から】かな:筆の動き方と画の書き方4選+α(記事版)

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39時限目 【かな書道の書き方も基礎から】かな:筆の動き方と画の書き方4選+α(記事版)

師範のつぶやき

2021/03/20 39時限目 【かな書道の書き方も基礎から】かな:筆の動き方と画の書き方4選+α(記事版)

本日も、こうして御来訪下さり、誠に有難う御座います(*^▽^*)

今回から、かな書道についても扱って参ります!!

と言っても、今回はかな書道初回ですので、最初はかな書道発祥の歴史について語った後、かな書道特有の運筆の仕方についてお話し致します。

 

今回の記事や元ネタ動画を御覧になる事で、かな書道の歴史や特長がわかり、かな書道をより流れるように美しく書けるようになりますよ!!(*^-^*)

 

 

てな訳で、早速本題に入っていきましょう。

元来、「ひらがなは漢字の字体が崩れてできた」という話は、皆様お聞き覚えがあると思います。

それは史実で、中国から漢字が日本にやって来た後、その漢字(の草書体)からひらがなが作り出されたのが平安時代です。

当時、女性が漢字を書いたり、漢詩を読んだりする事が良しとされていませんでした。その為、草かな(楷書や行書を書き崩し、草書体のようにしたもの)が彼女たちにもてはやされていました。しかし、それでも更に早く書け、簡単で憶え易い字体が必要となったのです。

そんな中、女性たちが漢字を書く事が良く思われていなかった当時の時代背景も味方してか、男性達が思いもしなかったような単純化、線の美しさが発生したという訳です。

 

で、その流線美を堪能するかな書道の画の書き方ですが、最初は力を込めずに入り、中心に進むに従って筆を深くおろしていき、最後にいくに従って力を抜きつつ終わっていきます。

 

screenshot_20210317_113430

 

このような中ぶくれの画を書くのが基本です。

更に、かな書道特有の画の書き方に関しましては、以下の4点もあります。

 

①逆筆から開始するひらがなの存在

②ひらがなのむすぶ画の違いの存在

③垂直に下った後、上へと引き返す画の存在

1画目と2画目の連続の発生

 

これらに関しましても、画像も交えつつ説明していきます。

逆筆から開始するひらがなに関しましては、先ず下部の画像を御覧下さい。

 

screenshot_20210317_113532

 

「へ」の最初を御覧になればおわかりかと思いますが、最初は細目に、力を入れずに入り、一旦止まって力を入れずに方向を変え、終わりに向かうに従って筆をあげつつ力も弱めていきます。

 

続きまして、②ひらがなのむすぶ画の違いにつきましても、下部の画像を御覧下さいませ。

 

screenshot_20210317_113557

 

かな書道に於ける「ぬ」や「よ」のむすぶ画は、楷書のひらがなとは違い、むすぶ地点で一旦止まっても力は込めず、右上に筆を運んでも止めず、そのまま結びつつ力も筆も抜いていきます( ..)φ

何なら、上の「ぬ」のように、むすぶ画のむすんだ部分が墨で真っ黒になる場合も少なくありません。

 

次に、③垂直に下った後、上へと引き返す画の存在についてお話しします。

 

screenshot_20210317_113620

 

このキャプチャ画像だとわかりにくいかもしれませんが、「わ」や「ぬ」、「ゆ」の1画目を書き終わって2画目に移行する場合、そこで筆をあげて2画目に移っている訳ではありません。

1画目を書き終わった後、はねるように上へ引き返し、2画目に移行しているのです。

その際も、余計な力は込めずに2画目に移行しましょう。

 

最後に1画目と2画目の連続が発生する場合ですが、これはまるで漢字の行書体のようですね(笑)

まぁ、それもその筈、上述の通り、元来漢字の草書体の自体が更に崩れてひらがなが生まれた訳ですからね( *´艸`)

 

screenshot_20210317_113640

 

上の画像の「せ」のように、楷書のひらがなだと独立している筈の1画目と2画目が、関書道だと連続している場合があります。

後、かな書道の場合は連綿や変体がなの使用などもかな書道で多く見られます(でも、ペン字や漢字かな交じり書道でも連綿や変体がなは見受けられるので、「独特」とは言えません)が、それらについては、この記事では語れません(>_<)

 

screenshot_20210317_113658

 

その為、記事化する迄は、動画を御覧になって下さい<m(__)m>

 

 

因みに、今回の記事の元ネタ動画は、コチラから御覧下さいませ。↓↓

 

 

但し、概要欄でも御話ししている通り、過去に演劇をやっていたとは思えない程、師範の解説がかみっかみで非常に恐縮です(一一”)

 

それでも、元ネタ動画の方も、皆様のお役に立てましたら、高評価・チャンネル登録・コメントなども頂ければ、師範は非常に嬉しく思います(T_T)

 

 

そして、今回も最後まで御覧頂きまして、誠に有難う御座いました<m(__)m>

 

 

 

 

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