110時限目 毛筆:書体による違い(楷・行・草・隷・篆)(記事版)

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110時限目 毛筆:書体による違い(楷・行・草・隷・篆)(記事版)

師範のつぶやき

2021/05/19 110時限目 毛筆:書体による違い(楷・行・草・隷・篆)(記事版)

本日も、こうして御来訪下さり、誠に有難う御座います(*^▽^*)

かつて師範は、行書体や草書体に於ける、部首の字形や書き方について語っています。

で、今回は、愛について語ろうと思います(#^.^#)

 

というのは勿論冗談ですよ(笑)

今回は、楷書・行書・草書・隷書・篆書の5書体での、字形の違いについてお話ししようと思います。

 

今回の記事や元ネタ動画を御覧になる事で、書体の違いに於ける字体の違いを理解でき、それらを使い分ける事によって、手紙文や作品制作などなど、時と場合に応じた文章や作品が書けるようになりますよ!!(*^-^*)

但し、当教室では、草書体や隷書体・篆書体を実際に書かれるのは高校生や成人の生徒さんで、小中学生の生徒さん達はそれらの書体を学びません。その為、上述の3書体について予習をしたい中学生の生徒さんや、既にそれらの書体について学ばれているものの、理解がし難い高校生以上の生徒さん向けのお話となります。

また、当教室では、中学生以上の生徒さん達は、毛筆では行書を学び始めます。その為、現在中高生や成人の生徒さん達は勿論の事、小学5~6年生の生徒さん達も、予習がてらにこの記事を御覧になる事をお勧め致します<m(__)m>

しかし、小学4年生以下の生徒さんや未就学児(保育園児・幼稚園児)達は、別な記事を御覧になる事をお勧め致します<m(__)m>

 

 

てな訳で、早速本題に入っていきましょう。

先ずは、元ネタ動画内で師範が書いていた、この画像を御覧下さい。

 

screenshot_20210507_180429

 

これは上が楷書体、下は行書体の「愛」です。

まぁ、楷書体の方は説明する迄も無いとは思いますので割愛致しますが、行書の方は2~4画目の点画のうち、3・4画目が連続していたり、「心」の部分の2・3個目の点画も連続し、そこから次の画が伸びたりしています。

これに関しましては、過去記事である「ペン字:行書に於ける「三」の連続について」回など、過去記事や過去動画も御覧になって、参考にされる事もお勧め致します。

続きまして、下の画像も御覧下さい<m(__)m>

 

screenshot_20210507_180438

 

これは、草書体の「愛」の、字形の1つです。

何故「字形の1つ」なのかと申し上げますと、その答えは過去記事「毛筆:似て非なる字形の草書」回に掲載されています。

これに関しましては、行書よりも更に略され、楷書の字形と比較すると、もはや別な字ですよね(笑)

では、最後に、この動画も御覧下さいませ<m(__)m>

 

screenshot_20210507_180515

 

上は隷書体の「愛」、下は篆書体の「愛」です。

この2書体は初耳な方もいらっしゃるかと思いますので、ここで簡単に御説明申上げます。

先ず、「隷書」の「隷」がこの字である理由から申し上げますと、元来「身分の低い、卑しい者にも解読ができるような字体」というコンセプトとして、篆書から作られた字体です。

一方、篆書の方は、金文(銅鐸など、青銅器に刻み込まれた文字で、甲骨文字の後につくられたもの)から整理されてつくられ、字のサイズも均一になったものです。

で、上に紹介した3字体と比較すると、画の最初が丸くありませんか?

それは、逆筆気味に画を始め、穂先を穂の中に入れ込むように画を書いていっているからです。

 

これを「蔵鋒」と言い、逆に3書体のように尖ったような画の始め方を「露鋒」と言います。

で、篆書の方は、画の太さが均一で、隷書の方は字体が横長になる傾向があります。

この2書体に関しましては、今後動画化し、更に記事化していこうとも考えています。

 

因みに、今回の記事の元ネタ動画は、コチラから御覧下さいませ。↓↓

 

 

 

但し、概要欄でも御話ししている通り、過去に演劇をやっていたとは思えない程、師範の解説がかみっかみで非常に恐縮です(一一”)

 

それでも、元ネタ動画の方も、皆様のお役に立てましたら、高評価・チャンネル登録・コメントなども頂ければ、師範は非常に嬉しく思います(T_T)

 

 

そして、今回も最後まで御覧頂きまして、誠に有難う御座いました<m(__)m>

 

 

参考:篆書体ーWikipedia

隷書体-Wikipedia

金文ーWikipedia

書法ーWikipedia

 

 

 

 

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