69時限目の1 【毛筆書道・習字】行書の「たれ」・「にょう」・「かまえ」の書き方合計10種類と具体例20選(前編)(記事版)

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69時限目の1 【毛筆書道・習字】行書の「たれ」・「にょう」・「かまえ」の書き方合計10種類と具体例20選(前編)(記事版)

師範のつぶやき

2021/04/10 69時限目の1 【毛筆書道・習字】行書の「たれ」・「にょう」・「かまえ」の書き方合計10種類と具体例20選(前編)(記事版)

本日も、こうして御来訪下さり、誠に有難う御座います(*^▽^*)

4回にわたり行書体に於ける各部首の書き方や字形について御説明申上げて参りましたが、今回がその4回目です(*^^*)

で、今回と次回とで、部首「たれ」や「にょう」、そして「かまえ」の行書体の書き方や字形についてお話していきます。

 

今回の記事や次回の記事、元ネタ動画を御覧になる事で、部首のたれ」と「にょう」と「かまえ」を含む行書体の漢字を美しく書けるようになりますよ!!(*^-^*)

何故なら、漢字の大半は2つ以上の部分で構成されており、また部首が共通していて他の部分が異なるという場合も少なくないからです(「きへん」が共通している「林」と「村」など

また、当教室では、中学生以上の生徒さん達は、毛筆では行書を学び始めます。その為、現在中高生や成人の生徒さん達は勿論の事、小学5~6年生の生徒さん達も、予習がてらにこの記事を御覧になる事をお勧め致します<m(__)m>

 

てな訳で、早速本題に入っていきましょう。

しかし、何しろたれ」3種類プラス「にょう」3種類プラス「かまえ」4種類について話していきます(そのうち、名無しの「あし」も1種類あり)ので、前後編にわけ、前編で「たれ」プラス「にょう」の合計6種類について、後編で「かまえ」4種類について解説致します。何卒御了承下さい<m(__)m>

先ずは、元ネタ動画から引っ張ってきたキャプチャ画像を御覧下さい。

 

screenshot_20210404_093404

 

元ネタ動画では「がんだれ」「まだれ」「やまいだれ」「けんにょう・えんにょう・いんにょう」「そうにょう」「しんにょう」「ぎょうがまえ」「はこがまえ」「くにがまえ」「もんがまえ」10種類について解説しており、更に「ぎょうにんべん」だけは、字形が2種類が存在している為、例として挙げた漢字も2字挙げました。

 

ですので、上述の通り、今回は「前編」という事で、「たれ」3種類「がんだれ」「まだれ」「やまいだれ」プラス「にょう」3種類「けんにょう・えんにょう・いんにょう」「そうにょう」「しんにょう」について御説明申し上げます。

 

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先ず、たれ」3種類「がんだれ」「まだれ」「やまいだれ」から御説明申上げます。

「がんだれ」についてですが、上の画像通り、カタカナの「フ」を書くような感じで、1画目の横画と2画目の左払いを連続させます。

また、「原」という漢字につきましては、過去記事「ペン字・「八」の行書体について」回でも語っていますが、「がんだれ」を上述のように省略すれば、3画目の点画も省略されますので、そちらの字形も覚えておけば便利です(笑)

 

次に「まだれ」です。行書体ですと、上述の「がんだれ」に点画が付いただけです(笑)

更に、その点画が最初の1画目となり、その後に「がんだれ」のように、カタカナの「フ」を書くような感じで2画目と3画目を連続させるのです。

 

「やまいだれ」については、これも「まだれ」に点画と左払いが付いただけです(笑)

書き順的には、「まだれ」を書いた後、左払いの更に左側に点画と左払いが加わりますが、その点画と左払いはばらばらに書くのではなく、繋がりを意識して書きましょう( ..)φ

 

「たれ」3種類に関しましては、「がんだれ」に点が付く→「まだれ」、「まだれ」に点画と左払いを加える→「やまいだれ」と、数学的に覚えると分かり易いかもしれません( *´艸`)

 

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続けて、「にょう」3種類「けんにょう・えんにょう・いんにょう」「そうにょう」「しんにょう」についてのお話となります。

「けんにょう・えんにょう・いんにょう」に関しましては、字形こそ楷書とほとんど同じですが、折れる画は楷書のように一旦止まってカクカクに折れたりはせず、曲線的に折れましょう。

後は、1画目の払から、2画目の右払いへの連続を意識して書く(何なら、形連的に画を続けても良い)と、行書らしい字が書けます。

 

「そうにょう」は、上部の「土」部分は同じですが、その下の「止」のような部分が略され、カタカナの「ソ」のような字形になっています。

そして、左払いの終着点あたりから、最後の右払いを伸ばします。

 

その右払いを書く場合も、楷書の時のように力を込めたりはせず、少し止まって払いきる感じで書きましょう( ..)φ

 

前編最後に「しんにょう」についてですが、最初の点画は良いとして、2画目の、楷書の場合ならば右上に伸びる横画が、行書の場合だと右肩下がり的な点画のようになっています(勿論、1画目と2画目の連続もお忘れ無く)

当然、最後の右払いも、楷書の時のように力を込めたりはせず、少し止まって払いきる感じで書きましょう( ..)φ

 

尚、上述の通り、今回の元ネタ動画の内容をこの調子で記事として書き続けると、とんでもなく長くなってしまいます。

因みに、この前編だけでも、2,000字を優に上回ってしまっています(苦笑)

その為、残る「かまえ」4種類につきましては、次回の記事で御説明申上げます。

因みに、今回の記事の元ネタ動画は、コチラから御覧下さいませ。↓↓

 

 

但し、概要欄でも御話ししている通り、過去に演劇をやっていたとは思えない程、師範の解説がかみっかみで非常に恐縮です(一一”)

 

それでも、元ネタ動画の方も、皆様のお役に立てましたら、高評価・チャンネル登録・コメントなども頂ければ、師範は非常に嬉しく思います(T_T)

 

 

そして、今回も最後まで御覧頂きまして、誠に有難う御座いました<m(__)m>

 

 

 

 

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