92時限目の1 毛筆:たれ・にょう・かまえの草書体について(記事版)(前編)

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92時限目の1 毛筆:たれ・にょう・かまえの草書体について(記事版)(前編)

師範のつぶやき

2021/05/03 92時限目の1 毛筆:たれ・にょう・かまえの草書体について(記事版)(前編)

本日も、こうして御来訪下さり、誠に有難う御座います(*^▽^*)

4回にわたり行書体に於ける各部首の書き方や字形について御説明申上げて参りましたが、今回がその4回目です(*^^*)

で、今回と次回とで、部首「たれ」や「にょう」、そして「かまえ」の草書体の書き方や字形についてお話していきます。

 

今回の記事や次回の記事、元ネタ動画を御覧になる事で、部首のたれ」と「にょう」と「かまえ」を含む草書体の漢字を美しく書けるようになりますよ!!(*^-^*)

何故なら、漢字の大半は2つ以上の部分で構成されており、また部首が共通していて他の部分が異なるという場合も少なくないからです(「きへん」が共通している「林」と「村」など

但し、当教室では、草書体を実際に書かれるのは高校生や成人の生徒さんで、小中学生の生徒さん達は草書体を学びません。その為、草書体について予習をしたい中学生の生徒さんや、既に草書体について学ばれているものの、理解がし難い高校生以上の生徒さん向けのお話となります。ですので、小学生の生徒さんや未就学児(保育園児・幼稚園児)達は、別な記事を御覧になる事をお勧め致します<m(__)m>

 

てな訳で、早速本題に入っていきましょう。

しかし、何しろたれ」3種類プラス「にょう」3種類プラス「かまえ」4種類について話していきます(そのうち、名無しの「あし」も1種類あり)ので、前後編にわけ、前編で「たれ」プラス「にょう」の合計6種類について、後編で「かまえ」4種類について解説致します。何卒御了承下さい<m(__)m>

先ずは、元ネタ動画から引っ張ってきたキャプチャ画像を御覧下さい。

 

screenshot_20210427_211507

 

元ネタ動画では「がんだれ」「まだれ」「やまいだれ」「けんにょう・えんにょう・いんにょう」「しんにょう」「そうにょう」「ぎょうがまえ」「はこがまえ」「くにがまえ」「もんがまえ」10種類について解説しており、更に、どの部首も字形が2種類が存在している為、例として挙げた漢字も2字挙げました。

 

ですので、上述の通り、今回は「前編」という事で、「たれ」3種類「がんだれ」「まだれ」「やまいだれ」プラス「にょう」3種類「けんにょう・えんにょう・いんにょう」「しんにょう」「そうにょう」について御説明申し上げます。

 

先ず、たれ」3種類「がんだれ」「まだれ」「やまいだれ」から御説明申上げます。

「がんだれ」についてですが、行書体のように、カタカナの「フ」を書くような感じで、1画目の横画と2画目の左払いを連続させます。

そして、更に次の画とも連続させて書きましょう( ..)φ

また、「原」という漢字につきましては、過去記事「ペン字・「八」の行書体について」回でも語っていますが、「がんだれ」を上述のように省略すれば、3画目の点画も省略されますので、そちらの字形も覚えておけば便利です(笑)

て言うか、草書体だと必ずこのような字形になります( *´艸`)

 

次に「まだれ」です。行書体の場合もそうですが、草書体の場合でも、上述の「がんだれ」に点画が付いただけです(笑)

更に、その点画が最初の1画目となり、その後に「がんだれ」のように、カタカナの「フ」を書くような感じで2画目と3画目、更にその次の画をも連続させるのです。

勿論、これは草書体ですから、1画目の点画と2画目の横画が、連続する場合も多いです。

 

「やまいだれ」については、これも「まだれ」に点画と左払いが付いただけです(笑)

書き順的には、「まだれ」を書いた後、左払いの更に左側に点画と左払いが加わりますが、その点画と左払いも省略が起き、1本の縦画のように続いて、そこから次の画も伸ばしましょう( ..)φ

 

「たれ」3種類に関しましては、「がんだれ」に点が付く→「まだれ」、「まだれ」に点画と左払いを加える→「やまいだれ」と、数学的に覚えると分かり易いかもしれません( *´艸`)

 

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続けて、「にょう」3種類「けんにょう・えんにょう・いんにょう」「しんにょう」「そうにょう」についてのお話となります。

「けんにょう・えんにょう・いんにょう」に関しましては、完全に1本のはらい画のようになっています。

左上から右下に下った後、その降りた地点から右ばらいを伸ばしましょう。

 

「しんにょう」も、字形的には上述の「けんにょう・えんにょう・いんにょう」と同じです(笑)

その為、解読する際は、前後の漢字を見、その文脈から判定しましょう。

 

その右払いを書く場合も、楷書の時のように力を込めたりはせず、少し止まって払いきる感じで書きましょう( ..)φ

 

前編最後に「そうにょう」についてですが、これだけは先述の「けんにょう・えんにょう・いんにょう」や「しんにょう」とは違い、寧ろ「へん」のようになっています。

先ず横画を伸ばし、その上から縦画を左斜め下に伸ばし、少し右下に降りてから、再度左下に降りて右上にはらいましょう( ..)φ

勿論、次の画との連続も、意識して下さいね(笑)

 

尚、上述の通り、今回の元ネタ動画の内容をこの調子で記事として書き続けると、とんでもなく長くなってしまいます。

因みに、この前編だけでも、2,000字を優に上回ってしまっています(苦笑)

その為、残る「かまえ」4種類につきましては、次回の記事で御説明申上げます。

因みに、今回の記事の元ネタ動画は、コチラから御覧下さいませ。↓↓

 

 

但し、概要欄でも御話ししている通り、過去に演劇をやっていたとは思えない程、師範の解説がかみっかみで非常に恐縮です(一一”)

 

それでも、元ネタ動画の方も、皆様のお役に立てましたら、高評価・チャンネル登録・コメントなども頂ければ、師範は非常に嬉しく思います(T_T)

 

 

そして、今回も最後まで御覧頂きまして、誠に有難う御座いました<m(__)m>

 

 

 

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